第13課 復活の主 佐藤 由歩
1.安息日午後
今週はマルコによる福音書の最後の章である16章を学びます。マルコ16章は、イエス様が私たちを救うために十字架で亡くなられた後に起こった出来事について書かれています。それはイエス様の復活についてです。
2.日曜日:復活を喜ぶ
「洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、キリストと共に復活させられたのです。」(コロサイ2章12節 新共同訳)
イエス様は十字架で亡くなられましたが、3日目に復活されました。今日の私たちにとって、イエス様の復活はバプテスマを意味します。イエス様を救い主と信じる人にとって死は復活への通り道なのです。
3.月曜日:石は転がしてあった
「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。」(第一コリント15章3節〜5節 新共同訳)
パウロはここで2度も「聖書に書いてあるとおり」と書いています。イエス様の復活を信じるためには、私たちが素直な気持ちを持ってイエス様のみ言葉を受け入れることが大切です。
4.火曜日:墓での女たち
「ところで、今はあなたがたも、悲しんでいる。しかし、わたしは再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。」(ヨハネによる福音書16章22節 新共同訳)
最初、イエス様が復活なさったことを理解できなかった女たちは、驚きのあまり逃げ出します。生前、イエス様が再び会うと言われましたが、女たちはそのことを忘れてしまっていたのです。よって、イエス様の復活について、弟子たち以外の人には話しませんでした。
5.水曜日:マリアたちの前にあらわれる
「一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。」(マルコによる福音書16章20節 新共同訳)
女たちがイエス様の復活を最初に知ったということはとても大切です。なぜなら当時、女性は立場が弱く、証言を認めてもらえなかったからです。弟子たちも女の話は信じませんでしたが、後に復活なさったイエス様のことを世界中に宣べ伝え始めました。
6.木曜日:全世界に行って
「それから、イエスは言われた。『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。』」(マルコ16章15節 新共同訳)
イエス様は、人が伝道する時、その人を守り、力づけると約束なさいます。弟子たちは至るところでイエス様の復活を伝えましたが、一人ではありませんでした。復活なさったイエス様が共にいてくださるのです。
7.金曜日:さらなる研究
イエス様を信じる私たちにとって、死は眠りであると同時に復活です。なぜならイエス様は第一テサロニケ4章14節で、イエス様を信じた人は、イエス様が復活されたように復活するという約束が書かれているからです。
★振り返りの質問★
1、あなたにとって最も説得力のあるイエスの復活の証拠は、なんですか。その理由を安息日学校のクラスで分かち合ってください。(金曜の話し合いのための質問❷より)