第7課 信じる人は幸いである 小林 勝
1.安息日午後
ヨハネの福音書を読みながら、イエス様に会ったいろんな人たちについて学んでいます。それらの物語は私たちにイエス様について大切なことを教えてくれています。バプテスマのヨハネは「見よ、神の小羊だ」(ヨハネ1:36)、サマリア人たちは「わたしたちは自分で聞いて、この方が本当に世の救い主であると分かったからです」(ヨハネ4:42)、ピラトは「見よ、あなたたちの王だ」(ヨハネ19:14)、「わたしはこの男に罪を見いだせない」(ヨハネ19:6)、トマスは「わたしの主、わたしの神よ」(ヨハネ20:28)と言いました。
なぜ、イエス様について彼らはこれらのことを言ったのでしょうか?
2.日曜日:アブラハムを思い起させる
神様はイエス様が救い主として来られるはるか前にアブラハムに示されました。神様はアブラハムにイサクの代わりに捧げる雄羊を備え与えられました。イエス様は「あなたたちの父アブラハムは、わたしの日を見るのを楽しみにしていた」(ヨハネ8:56)と言われました。アブラハムはイエス様についての信仰を示し楽しみにしていました。
3.月曜日:マリアの証し
マリアはイエス様についての信仰を示しました。イエス様は人々の心にある思いを知っておられました。イエス様はマリアの心の感謝の思いとユダの心の思いを知っておられました。イエス様は私たちの心の思いを知っておられます。このことは私たちがイエス様に心を変えていただき、清い思いを満たしていただく大切さを教えています。
4.火曜日:ピラトの無意識の証し
ピラトはローマ人で、総督で、裁判官でした。ピラトはイエス様は誰なのかについて知らせました。イエス様についてのピラトが公に示したことは大切です。ピラトはイエス様の無罪を3回宣言し証言しました。そしてイエス様が「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」(ヨハネ19:19)であることを十字架の上にかけました。
5.水曜日:トマスの証し
ヨハネ20章19~31節にあるトマスの話を読んでみましょう。トマスの話から私たちは信仰と疑いについて大切なことを学ぶことが出来ます。「イエスはトマスに言われた。『わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。』」(ヨハネ20:29)。「見てから信じる」という過ちに気付かされたトマスはイエス様について信じる気持ちを分かち合いました。
6.木曜日:イエスに関する私たちの証し
私たちはイエス様の時代のクリスチャンが知らなかった、エルサレムの神殿崩壊、世界中への福音の広がり、たくさんの悪が満ちている世界がイエス様のことばや預言のとおりになっていることを知っています。私たちがイエス様を信じることの助けとなっています。
そして、私たち一人ひとりはイエス様について話すことができる物語を持つことができます。私たちのイエス様についての話です。
7.金曜日:さらなる研究
私は『希望への光』からの引用の中で、「もし世の人々が、今トマスの例に従うなら、信じて救いに至る人はいないだろう。キリストを受け入れる者はみな、ほかの人々のあかしによらねばならないからである。」という個所が心に響きました。
〈話し合いのための質問〉
今週の暗唱聖句、「イエスはトマスに言われた。『わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。』」(ヨハネ 20:29)は、何を教えていると思いますか?
「なぜ、あなたはイエス様を信じるのですか?」と尋ねられたら、どのように答えますか?
(あなたとイエス様の出会いを助けてくれた方を思い出しながら考えてみてください)
*ガイドの中にある話し合いのための質問も話し合ってみましょう。