行動に移す信仰
改革者マルティン・ルターは、かつてドイツの修道院で生活し、親友と同室でした。
二人とも信仰について同じ信念を持ち、真理に対する強い愛を表明していました。
しかし、ルターが宗教改革のために「戦い」を起こすことを決意したのに対し、彼の友人はむしろ修道院にとどまり、彼のために祈り、執り成しをしました。ある晩、ルターの友人は夢を見ました。彼は地平線まで続くような果てしない畑を見ました。その畑は収穫の準備ができていました。彼はまた、すべての作物を一人で集めようという到底不可能な作業をしている一人の男性を見ました。やがて彼は、一人ぼっちの労働者の顔を見ることができました。それはマルティン・ルターだったのです。夢は彼に大切な事を教えました。 彼は友人であるマルティンのために祈ることと同時に、彼と一緒に何かを始めるべきでした。
毎年、年の終わりや一年のはじめには多くの人が新しい決心をします。「定期的に運動をする」、「聖書通読をする」など様々な決心がありますが、行動に移さなければただの思いつきだったということで終わってしまいます。私たちの霊的生活に関する決心が、日々神様とつながることによって継続しますように祈りましょう。
什一と献金をお返しする今、神様を第一とする信仰生活を決心しましょう。
*聖句は©️日本聖書協会