靴磨きのおじさんと仲良くなる
ユリアンは、キプロスのニコシアの街角にある繁華街で、靴磨きの店を構えました。彼は10年前、ブルガリアから職を求めてやって来ましたが、タバコとお酒で収入のほとんどを浪費してしまい、家から追い出されてしまいました。
ある日、グローバルミッションパイオニアのフィリップがブルガリア語で声をかけて来たので、ユリアンは驚きました。自分の母国語で話しかけてくれる人がいることが嬉しかったのです。ユリアンに靴を磨いてもらっている間、フィリップは「イエスさまは私たちがどんな人間でも、愛してくださっていますよ」と話しました。
次の日、再びユリアンが働いているところにやってきたフィリップは、本を渡して話をしました。それからも、フィリップは度々立ち寄ってはユリアンに聖書の話をしました。ほどなくして、ユリアンは自分の人生を神さまにささげたのです。
アドベンチスト教会員が約100人しかいない人口100万人以上の都市ニコシアで、フィリップの働きによって、何人もの人がバプテスマを受けました。
収入の十分の一を什一としてお返しするように、神は統合約束献金についても、同じようにするよう期待しておられます。什一とは別に、定期的に収入の一定割合をささげることによって、世界中で行われている神の働きを支えることができるのです。
*聖句は©️日本聖書協会