スチュワードシップ部

献金の勧め2022/12/03

信頼に関すること

レビ記25章には「六年の間は畑に種を蒔き、ぶどう畑の手入れをし、収穫することができるが、七年目には全き安息を土地に与えねばならない」と書かれています。今では、農学の知識によって、土地を休ませることの意義を理解できるようになりましたが、当時、このような指示を受けたイスラエルの人々は、七年目に植えることも収穫することもしなければ何を食べればよいのだろうか、と思ったことでしょう。これは、信頼への招きでした。
ある時、牧師が長老を伴って、教会の貧しい家庭を訪問しました。喜んで家に迎えられ、楽しく交わりの時間を過ごしましたが、そこで牧師はマラキ書3章を読み、忠実に献金をささげるようその家族を励ましました。訪問を終えた帰り道、長老は牧師に、その家庭が経済的に苦しい状況を考えると、牧師の話について違和感を覚えた、と言いました。牧師は優しく、しかしキッパリと応えました。「私は彼らが、神の祝福を逃さないようにしたかったのです」。
あなたは神の教えに納得がいかない状況を経験したことがありますか。そんな時には「信じて主に頼れば、幸せな日々生きてゆける」(『希望の讃美歌』329番)という讃美歌の歌詞を思い出しましょう。

*聖句は©️日本聖書協会