残ったもので生活する
旧約聖書には、経済的に苦しんでいた女性が、預言者によって、部屋中に置かれた器にいっぱいの油を与えられ、それを売って負債を返済したという奇跡が書かれています。預言者は女性に、「負債を返した後、残ったもので生活しなさい」と言いました。この言葉は、神の備えが十分であること、将来について恐れる必要がないこと、また借金に頼って生きないように、と教えています。神は奇跡を起こすだけでなく、私たちが受けた祝福をいかに使うべきか、ということも教えてくだいます。
「残ったもので生活する」という教えは、今日の私たちにもとても有効です。私たちの世代の多くの人は個人経済の管理に失敗しており、悲惨な結果をもたらしています。熱心な思いをもっている信徒が、しばしば経済的に破綻しているために、神の働きに参加できないこともあるのです。
私たちが、いつも神の祝福を求めるように、自分の財産を管理することにも熱心でありたいと思います。神が祝福してくださらないからではなく、自制心と良い管理が不足しているために私たちは苦労しているのかもしれません。今週、什一と統合約束献金をもって礼拝する時、神の財産の良い管理者となることを約束しましょう。
*聖句は©️日本聖書協会