スチュワードシップ部

献金の勧め2022/05/21

千載一遇のチャンス

もしあなたが、誰かの人生を大きく変えることができる瞬間に立ち会うことができるとしたら、どうしますか。そのようなチャンスが起きたときに、教会は素早く反応する必要が生じます。世界総会に送られる献金の一部は、そのような時に迅速に対応し、緊急プロジェクトを可能にする基金となります。
例えばアドベンチストの使命に対して、完全に閉ざされていた国で、予期せず扉が開かれたとします。この基金は、そのような時に教会の速やかな行動を可能にし、扉が開かれている間に、教会の働きの基礎をつくることに用いられます。
そのようなチャンスは、1991年に鉄のカーテンが破られた時に起こりました。突然、旧ソ連と東ヨーロッパの国々で福音に対する扉が開かれたのです。幸いにも、アドベンチスト教会はこの機会を捉えて、250回以上の伝道講演会をロシアで開くことができました。そのうちの一回は、宗教の死を宣言し、無神論をこの国の宗教であると宣言したクレムリン宮殿内で1992年にマーク・フィンレー牧師によって行われました。その翌年には、オリンピック競技場を5週間にわたって貸し切り、フィンレー牧師による講演会が行われました。これらの働きの結果、「ベルリンの壁」崩壊からわずか3年で、旧ソ連のアドベンチスト信徒数は、35,000人から85,000人に急増したのです。

*聖句は©️日本聖書協会