スチュワードシップ部

献金の勧め2020/03/07

献金の勧め2020/03/07

あなたの自転車は何ですか?

「雨が降り出す前に家に帰らないといけないな。」
43歳のマルチェロは自転車に乗りながら、ブラジルの最も富裕な都市の一つであるサン・ベルナルド・ド・カンポの上にそそり立つ雲を見ながら考えました。マルチェロは、その日のサイクリングがいつもとは違ったものになるとは考えてもみませんでした。その日、広く放映されていたテレビニュースは、その時すでに豪雨による鉄砲水が襲っていた彼がいる市街地を映し出していました。勇敢にも彼は、急速に水位の上がる水に逆らって、彼の自転車のハンドルを握りしめていました。
「自転車なんかほうっておきなさい。」
彼が一本の柱に近くで、なんとか倒れないように激しい流れと格闘していた時、誰かがバルコニーから叫びました。次第に速度と水量を増す水の中で、マルチェロがなおも自転車を握りしめていると、何人もの人が同じことを叫びました。映像はついに、なおも自転車にしがみつきながら、彼が倒れる瞬間をとらえました。彼の遺体はその日遅く、消防隊によって発見され、2018年11月25日に埋葬されました。彼は、彼が守ろうとした自転車よりもはるかに大切なものを失ったのでした。
主は、今日、私たちが手放すべき「自転車」は何かと尋ねておいでになります。それは神様からあなたを遠くに引き離そうとしている人間関係でしょうか?あなたに安息日を守らせないようにする仕事でしょうか?私たちの命をむしばむ不健康な習慣でしょうか?それとも、私たちが什一と諸献金を献げるのを妨げようとする金銭習慣でしょうか?
イエス様が縁を切るように求めておられるこのようなものに、私たちがいつまでしがみついているなら、私たちの永遠の生命もまた、危機に瀕しているかもしれないのです。イエス様が私たちに何かを放棄するようにお命じになる時、それは永遠の生命のためのテスト以上のものなのです!私たちが放棄することは、この世にいる間でさえ祝福となるのです!エレン・G・ホワイトは次のように言います。
「イエスは、真の意味での犠牲をお求めにならない。なぜならわれわれが放棄するように求められるものは、われわれにとってないようほうがよいものだけである。」
『祝福に満ちた生活~スチュワードシップに関する勧告~』p.345

アピール:今、什一と諸献金をもって主を礼拝するにあたり、私たちの心がこの世の物から切り離され、神様と、私たちに対する神様の永遠の御計画につながるよう祈りましょう。

祈り:天のお父様、私たちがあなたの足元にすべてを置きたいと望む思いの証として、今日あなたのもとに携えてきたものをどうぞお受入れください。