スチュワードシップ部

献金の勧め2020/02/29

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「神様を第一にする」デート

 「あと2か月もすれば、あなたたち別れると思うわ。」
 クレイドは、近所にすむマルコスが女の子と話し終えると、からかうように言いました。そして彼女は正しかったのです。マルコスの一番長い「真剣な」付き合いは、3か月と持ちませんでした。そして、その原因のほとんどは感情面の幼さと愛する能力の欠如によるものでした。
 それから、ブラジル、サンパウロにあるアドベンチストの全寮制の学校でもたれた祈祷週で、マルコスは「神様を第一にすること」、つまり、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」(マタイ6:33)という原則を聞きました。この聖句は経済的な文脈の中で書かれていますが、この原則は人生の他の分野にもあてはめることができるはずだと彼は考えました。「すべての事を、祈りをもって始めなさい。そうすれば、あなたの成功へのチャンスは広がるでしょう」と牧師は言いました。
 それなので、マリを最初にハイキングに誘ったとき、マルコスはどうするべきかわかりませんでした。マルコスは、神様に一緒にハイキングに行ってもらうことによって、神様を第一にしたいと考えたのです。しかし、女の子と一緒に祈ったことは一度もありません!マリは、マルコスが変な人だと思わないだろうか?祈ろうと言うことによって振られないだろうか?明らかに聖霊は、彼にキリストを証しするよう招いていました。そしてそれは、彼にとって人生の転機となったのでした。「もし彼女がお祈りのために自分から離れていったとしても、」彼はついに決心しました。「善は急げって言うじゃないか。」
 そこで、少々気恥しくはありましたが、父親から借りた小さなフォルクスワーゲン・パサートのエンジンをかける前に、マルコスはマリを誘って一緒に祈ったのでした。彼は、神様を第一にすれば彼のチャンスは大きくなると信じたのです。そしてそれが、3年後の1986年5月13日の結婚式へとつながる二人の付き合いの始まりになったのです。マルコスとマリは現在、ブラジル国内外でアドベンチストの宣教師として二人の人生を神様に奉げています。

アピール:神様は私たちに、人間関係を含めて、経済さえも、人生のすべての面で神様を第一とするよう招いておられます。私たちが、私たちの経済においても神様を第一とし、その他の入用が満たされる前であっても、什一とその他の私たちの約束献金(規則的で収入に応じて定めた割合の献金)を聖別するなら、神様は、私たちの他のすべての必要は「みな加えて与えられる」と保証しておられます(マタイ6:33)。

祈り:愛する神様、私たちはあなたが天の与え主であり、養い主であられることを知っています。どうぞ、私たちに、人生のあらゆる面であなたを第一とすることを教えてください。そして今日、あなたが私たちを顧みていてくださることを知った後に献げるこの什一と諸献金をお受入れください。