第6課 彼は私たちのために死なれた 下地英樹
- 今週のポイント
1.今週は、イエス・キリストの死について考えます。
2.「キリストの復活は、私たちの信仰の中心です」(聖書研究ガイド42頁)。
3.ヨハネの黙示録13:8には、イエス・キリストが「天地創造の時から、屠られた」と書かれています。つまり、救いの計画は天地創造の前から立てられていました。
4.救いの計画の中心は、イエス・キリストの身代わりの死です。旧約聖書の時代、何世紀にもわたって動物の犠牲が捧げられましたが、動物の犠牲が象徴していたのは「世の罪を取り除く神の小羊」(ヨハネ1:29)であるイエス・キリストの死でした。
5.イエス・キリストは、弟子たちに何度もご自分の死について話されましたが、弟子たちは聞く耳を持たず、その意味を理解することはできませんでした。
6.イエス・キリストは、十字架上で「すべては終わった」(ヨハネ19:30)と宣言されました。聖書協会共同訳では「成し遂げられた」と訳されています。イエス・キリストは、十字架上での苦しみから逃れる力をお持ちでしたが、全人類の救いのために、救いの計画を成し遂げられました。
7.「『すべてが終った』・・・(ヨハネ19:30)。戦いは勝利であった」(『希望への光』1077頁)。
8.「キリストは全人類のために、ただ一度(ヘブ10:10)、また、唯一のいけにえ(同10:12)、として死なれました」(聖書研究ガイド46頁)。
9.「たとえただ一人しかキリストの恵みの福音を受け入れなかったとしても、キリストはその一人を救うために苦労、屈辱の生活と恥辱的な死をお選びになった」(『ミニストリー・オブ・ヒーリング』新装版83頁)。
10.イエス・キリストは、「第二の死」を経験されました。イエス・キリストを信じる者が、第二の死を経験することなく、永遠の命を得ることができるように、たしたちの身代わりとなって第二の死を経験されました。
- ディスカッションのためのテーマ
- 「第一の死」と「第二の死」について考えてみてください。
- 2コリント5:18-21を読んでください。キリストが全世界の罪のために死なれたのなら、なぜすべての人が救われないのでしょうか?(聖書研究ガイド金曜日)
- 1コリント1:18-24を読んでみてください。神様はなぜ「宣教という愚かな手段」を用いられるのでしょうか?
- ヨハネ3:16-17を読んでみてください。この御言葉はあなたにとってどんな意味がありますか?