安息日学校部

第10課 青年用:松枝重則

2021年第3期「キリストにある休み」

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第10課 覚えよ、忘れてはならない 松枝重則

 

  • 今週のポイント
    1. 安息日午後:今週は「人生への関与を忘れず覚えること」について学びます。
    2. 日曜日:虹を見たら、神の契約を心に留め、思い起こすように、と神は言われました(創世記9章)。神は契約(約束)が殆どの人に忘れられてしまうことをご存じでした。そのような中でも神の残りの民が神のみ言葉の約束を覚え、心に留め続け、信仰が確立されることを神は願っています。
    3. 月曜日:主は天地創造までさかのぼり、出エジプトに至る数々の奇跡によって約束の地まで導いて下さった主こそ真の神であることを心に留めれば、主の戒めを守りたいとの思いに必ず至り、子孫に至るまで長く生きる(申命記4:32~40)と約束されました。
    4. 火曜日:主は注意して(申命記4:23)、目で見たことを忘れず子孫にも語り伝えなさい(申命記4:9)と命じられました。子孫に伝えることで自分も見たことを忘れずに覚え、主に従うのです。
    5. 水曜日:申命記8:7~18の警告とは、物質的祝福に「満足して」(10節)、「戒めを守らず、主を忘れること」(11節)でした。私たちを死から救う事が出来るのは富ではなく神のみです。
    6. 木曜日:イスラエルはエジプトでの奴隷状態から救われたことを忘れないことで、救いは神のみだと思い起こし、異邦人は恵により信仰によって救われたことを忘れないで、救いは神のみだと忘れず心に留められるのです。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. 安息日を守るにあたり、どのように天地創造と初めの安息日を思い起こすことが出来るでしょうか。
    2. 教会のパイオニア達に強調された真理で、今はあまり語られていないようなことはあるでしょうか。
    3. 「覚えよ、忘れてはならない」と、神が個人的に与えて下さった自分の人生の中での救いはどのような経験でしたか。

 

補足・コメント

  • 天地創造を忘れてはならない:起源を覚えていなければ、信じていることの大半は意味がありません。
  • 洪水を忘れない:大惨事が起こっても、神を忘れない者を神は忘れない。
  • 出エジプトを忘れない:過去の救いを思い出すことは、信仰を支え、強め、神は再び救われるとの確信に至る。
  • 自分もかつて異邦人だったことを忘れない;失われた存在だったが、ただ恵みにより信仰によって救われた。