2021年第3期「キリストにある休み」
第3課 永遠の契約 朴 昌
- 今週のポイント
- 今週は申命記に記されている恵みと愛の永遠の契約について学びます。
- 聖書全体に渡って契約と福音はそのテーマが一緒に表れますが、それは契約の最も重要な真理が「信仰による救い」という福音だからです。神の契約が福音に基づいていますが、その福音はキリストを愛し、神の律法に従う神の民の生き方を表します。
- 契約の中心であり、律法の中心である十戒は、神とイスラエルの民の救いの関係を表すものでした。その十戒のもとでイスラエルの民は、正しい神との関係と人との関係を維持することができました。
- 神はモーセの口を通して新しい世代(第二のイスラエルの世代)に、永遠の契約を繰り返して説明して、その契約が新しい世代のものであることを強調なさいました。それは誰かから受け継がれた受動的な信仰ではなく、神の恵みの契約のもとで関係が深まる能動的な彼らの信仰を表します。
- 神は偶像礼拝と堕落した邪悪な文化や宗教が蔓延した当時、真の神に対する知識と信仰を伝えるものとするために、イスラエルの民を招きました。イスラエルの民は真の民に対する真理と、神が望んでおられる生き方を知っている唯一の民でした。神は彼らがどのような環境で生きたとしても、真の神の美しい品性を映し出すように望みました。
- 神はイスラエルの民のみならず、すべての人と契約を結ぶように望みます。その契約の関係は恵みと愛の基づく最も親密な関係です。その恵みと愛のゆえに私たちに救いの賜物が与えられました。私たちが福音である契約に、喜んで従う時に神とのより深い関係の中に入ることができます。
- 用語解説
- 新しい世代(第二のイスラエルの世代):出エジプトを経験した第一世代の子孫たち
- ディスカッションのためのテーマ
- 私たちが信仰によって救われたとしても、律法に対する従順が未だに重要な理由は何でしょうか。