ジャキエルは、自分が血まみれで地面に倒れ、生死をさまようことになろうとは、想像もしていませんでした。
ジャキエル(コスタリカ)
すべては3年前に始まりました。その時私は、友達とも呼べない人たちと付き合っていました。私は、決してやってはいけないことをやったり、見たりしました。
正直、どこも危険です。ここは家々が密集し、子どもや、若者、犯罪も多いのです。その中でも一番多いのはドラッグの売買です。それが「普通」なのです。
ジャキエルは、このような環境の中にいました。
ジャキエル(コスタリカ)
自分の犯した過ちのせいで、対価を支払うことになりました。ある日、祖母の家に向かい、そこに着くと、バイクが近づいて来るのがわかりました。
振り返った瞬間、私は6発撃たれたのです。
ジャキエルは血まみれで道に倒れ、自分が生きるか死ぬのか、分かりませんでした。
ジャキエル(コスタリカ)
そのとき私がしたことは、悔い改めて、神様に赦しを求めることでした。
ジャキエルの叔母が家から飛んできて、通りかかった車で、病院へと急ぎました。
ジャキエル(コスタリカ)
病院に着くと私は意識を失い、翌日の午後2時、再び目を覚ますことができました。
神様の奇跡でした。ここに生きていられるのは神様のおかげです。私は神様と一緒にいたいと思い、バプテスマを受けました。
ジャキエルはクリスチャン家庭で育ちましたが、宗教や教会に行くことにあまり関心がありませんでした。地元のアドベンチスト教会は、彼と家族のために祈り続けました。
時間はかかりましたが、ジャキエルは回復し、彼の人生は大きく変えられました。彼は現在、将来に向けて、理容師になる勉強をしています。
ジャキエル(コスタリカ)
今、私は自分の性格と…闘っています。性格との戦いです。しかし、常に前向きな気持ちで頑張っていますし、変わり続けている最中です。一朝一夕には変わりませんが、何事にも時があり、神様の助けがあれば成し遂げられると、知っています。
この地域のジャキエル以外の人々も、より良い生き方を見つけようと戦っています。ここでは若者の選択肢は限られていますが、多くの人が生き残るために奮闘しています。今期の13回献金の一部は、コスタリカの若者のための感化センターの建設に用いられます。仕事に必要なスキルを学び、地域社会に貢献するための、避難所をつくるのです。
ジャキエルのように、神様に変えられることを必要としている若者たちのために、お祈りください。皆様のご支援を感謝いたします。
ジャキエル(コスタリカ)
神様は、私のすべてです。あらゆる意味で、私を救ってくださったのですから。
2024年3期アドベンチスト・ミッション
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