安息日学校部

20220311安河内アキラ解説

2022年第3期「試練を共にされるキリスト」

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第11   試練の中で待つ   9月17日

 

 

暗唱聖句  「これに対して、霊の結ぶ実は……寛容(です)。」 ガラテヤ 5:22

                                                                 

今週の聖句  ローマ 15:4、5、ローマ 5:3~5、サムエル記上 26 章、詩編 37:1~11

                                                                 

今週の研究 、人間の性格のなかでも、忍耐は他の要素より大きな影響を与える、より重要な要素であると言えるでしょう。それが事実であるとすれば、主が私たちに忍耐を養うように命じておられるのも不思議ではありません。

今週、私たちは、すべての試練の中でも最も厳しい試練の一つについて学びます。それは「待つ」という試練です。

                                                                 

日曜日:私たちの待っているときの態度は、次の二つのどちらかです。待ち望んでいるものに意識を向けるか、それらのことを御手に治めておられる方に目を注ぐ かです。何かを待つときに重要なことは、どれだけ長く待ったかではなく、どのように待ったか、つまりその姿勢です。もし私たちが主に信頼し、私たちの人生を主の御手に置き、私たちの意思を主にゆだねているなら、たとえ一時的にそれを信じることが難しくても、主が私たちにとって最善の時に、私たちにとって最善の方法でそれをしてくださると信じることができるのです。

                                                                 

月曜日:私たちが時を待つのには、多くの重要な霊的理由があります。第一に、待つことは、私たちの注意を世の「ものごと」から離し、神ご自身に向けることができます。第二に、待つことは、私たちの動機と願いをはっきりと描き出してくれます。第三に、待つことは、私たちの霊的なスタミナともいうべき忍耐を養います。第四に、待つことは、信仰や信頼といった多くの霊的力を開発する扉を開きます。第五に、待つことは、神がその大きな絵のパズルに他のピースをはめることができる機会となります。第六に、私たちは決して待つべき理由を知ることはできないでしょう。したがって、私たちは信仰によって生きることを学ばねばなりません。あなたは待つことの理由をほかにも考えられますか。

                                                                 

水曜日:野心、怒り、激情、信仰の欠如、あるいは主のための「熱心」と言われるもの、このようなものは私たちに容易に性急な誤った判断をさせます。この危険に対して免疫のある人はいません。鍵となるのは、神の善意とあわれみに信頼する信仰です。私たちが知っている神は、私たちを愛し、私たちの最善を望んでおられます。

信仰は賜物ではありますが、それは養われ、育てられ、そして用心深く守られねばなりません。

                                                                 

木曜日:ダビデは異なる表現で何度も「神に信頼せよ」と繰り返します。主に信頼し、善を行え。いら立つな。なぜなら神はあなたの神だからです。そして神は今も、あなたのために働いておられるのです。あなたは自分で責任を負ったり、解決したりしなくても良いのです。天父が責任を負ってくださるのです。神に信頼しましょう。神に完全に信頼しましょう。

ダビデは、この文脈の中で主を喜ぶことについて書いているのです。神を喜ぶとは、神への完全に信頼した状態で生きることです。何事も私たちの平安を乱すことはできません。なぜなら神がここにおられ、働いておられるからです。 私たちは神を賛美し、微笑むことさえできます。なぜなら私たちの神にまさる者はだれもいないからです。このことを知るとき、真の意味で私たちの心の願いがかなえられるのです。なぜなら私たちは、私たちの神の国にとって最もふさわしいときに、愛する父が与えたいと望まれるものを受けるからです。

                                                                 

先々週の学びでは、苦しみの中で賛美をするようにと学び、先週は試練の中で柔和で、そして今週は試練の中で待つというタイトルですが、忍耐について学びます。聖書は2000ページにわたる書物ですが、それぞれの著者が、いろいろな方法で人間の幸せのために神さまのことばを取り次いでいますね。賛美、柔和、忍耐については、いろいろな個所にくりかえして書かれています。

今期の学びでは試練について学んでいますが、残念ながらすべてのことが自分にとって思うとおりにならないから試練となるのです。そして願った時に解決しないから苦しみとなって行きます。聖書は、くりかえして神さまに信頼するように勧めています。順境の時に信頼することは簡単なことですが、苦しい時に信頼できないことがあります。悪魔はそのような時にわたしたちを誘惑します。けれどもわたしたちの時から見れば、なぜ早く来ないのだろうと思いますが、神さまから見ればまだ最善の時が来ていないだけなのです。だからこそ必ず道が開かれることを信じて希望を捨てないで、忍耐して待つことが必要なのです。聖書の中にも待つことができずに、まちがった判断をしてしまった例が記録されていますね。

もう一つ、水曜日の学びに書かれていますが「熱心」の危険です。日本社会は合議を重んじるので、決定を遅らせてチャンスを逃してしまうことがあることは事実です。熱心に働くことは大切ですが、けれども熱心に働くことができない時も人にはあります。そのような人は信仰が足りないのでしょうか。また引用文にあるように、冷静な判断が下せないこともあります。熱心さは自分の想いを優先してしまう危険があるのです。苦しい時も、そして喜ばしい時も、神さまに心から信頼して行くことが大切なのです。