安息日学校部

20200312河内アキラ解説

2020年第3期「神のためにたくさんの友人をつくる」

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第12課  伝えるに値するメッセージ  9月19日

 

暗唱聖句
「わたしはまた、別の天使が空高く飛ぶのを見た。この天使は、地上に住む人々、あらゆる国民、種族、言葉の違う民、民族に告げ知らせるために、 永遠の福音を携えて来て、大声で言った。「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。」         ヨハネの黙示録14章6,7節

                                           

今週の聖句
Ⅱペトロ1:12、16~21、黙示録19:11~18、14:14~20、
コヘレト12:13、14、黙示録14:6~12

                                           

今週の研究
聖書は、イエスの二度の来臨を重視しています。イエスはかつて、私たちをあがなうために来られ、その計り知れない犠牲によって買い取られたものを家に持ち帰るため、もう一度来られるのです。聖書の最後の書である黙示録は、戻って来られるイエスにこの世を備えさせるために特別に書かれました。それは、今の世代に対する緊急のメッセージです。私たちは今週の研究で、黙示録が21世紀の現代社会とどのような関わりを持っているかについて学びます。また、終末のメッセージを伝えるようにという、終わりの時代の教会に対するイエスの訴えも再発見するでしょう。

                                           

月曜日:私たちの主は、みもとへ来るようにと、永遠の命を求めるすべての人を招いておられます。そして次に、救いのメッセージを受け入れ、主の帰還を熱心に待ち望んでいる私たちを招いておられます―彼の愛のメッセージを受け入れるよう、ほかの人たちも一緒に招いてほしいと。主が私たちを遣わされるのは、間もないご自分の再臨にこの世を備えさせるメッセージを伝えるという使命のためです。この世に宣教するイエスの働きに参加することほど、報われるものはありません。終末時代の救済計画のためにキリストに協力することほど、やりがいのあるものはありません。

                                           

水曜日:黙示録の終末のメッセージは、全人類に対する救いの恵みに満ちあふれておられるイエスを伝えています(黙14:6)。このメッセージは、神を「畏れよ」、つまり私たちのあらゆる行動において神に敬意を払い―神の戒めを尊重し、神の裁きを踏まえて神の律法に従い―なさいという熱い訴えです(同14:7)。「神を畏れる」ことは、私たちの考え方と関係しています。このメッセージは、神を喜ばせ、私たちのあらゆる考えにおいて神を第一にするように生きよ、という訴えであり、それは私たちを信心深く生きさせる従順な態度です(箴言3:7、使徒9:31、Ⅰペト2:17)。さらにこのメッセージは、神の「栄光をたたえなさい」と私たちを招いています。神の栄光をたたえることは、生活のあらゆる面における私たちの行動と関係しています。

                                           

木曜日:黙示録の中では、「バビロン」という言葉が、人間の業わざ、人間が作った伝統、誤った教理に基づく偽りの宗教制度をあらわしています。バビロンは、イエスと彼の罪なき生涯よりも、人間と自分の義(正しさ)を称賛し、神の命令よりも、人間の宗教的教えという命令を優先します。バビロンは、偶像礼拝、太陽礼拝、そして霊魂不滅という誤った教えの中心地でした。この偽りの宗教制度は、古代バビロンの多くの宗教的行為をさりげなくその礼拝に取り込んできました。私たちの滅び行く地球に対する神の終末のメッセージは、イエスと彼の義に関するメッセージです。それは天の訴えそのものです――「倒れた。大バビロンが倒れた。……わたしの民よ、彼女から離れ去れ」(黙18:2、4)。神は、キリストのメッセージを十分に高めるためにセブンスデー・アドベンチスト教会を興されました。イエスを高く掲げることは、彼が教えられたあらゆることを高く上げることです。それは、「道であり、真理であり、命である」(ヨハ14:6)方を宣べ伝えること、イエスの真理とは対照的なバビロンの誤りを明るみに出すことです。

                                           

今週は、終末のメッセージについて学びます。聖書は世の終わり、再臨について預言されています。同時聖書は、さばきについてもはっきりと警告しています。ノアの時も、モーセの時もさばきの警告をしていますが、それに応えるか否かを決めるのは人間なのです。従えば救われるし、拒めば滅びます。もちろんこの招きは天国も同じです。あなたはイエスさまの招きに応えていますか?わたしたちは、このメッセージを伝えなければなりません。天国とさばきは表と裏のようなものです。罪が明白にされて、全天が神さまの愛と義を信じるためには、さがきば行われなければなりません。そして神の印が押されて再臨へと続いていきます。

コロナ禍になって、わたしはあかしの書を読み返しています。この中には善と悪との戦いから聖書に書かれている世界の歴史について書かれています。そして悪との戦いは決して生易しいものではないことがくりかえて書かれています。アドベンチストとしてあかしの書を読むことの大切さを再認識しています。人類のあけぼのも再販されました。ぜひあかしの書をお読みになってください。そして一人でも多くの方々に神さまの愛を伝えるためにも、善と悪との戦いについてしっかりと学んでください。