安息日学校部

20190202安河内アキラ解説

2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」

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第2課 私たちが行う選択 4月13日

暗唱聖句

「もし主に仕えたくないというならば、川の向こう側にいたあなたたちの先祖が仕えていた神々でも、あるいは今、あなたたちが住んでいる土地のアモリ人の神々でも、仕えたいと思うものを、今日、自分で選びなさい。ただし、わたしとわたしの家は主に仕えます」

ヨシュア24:15

                                           

今週の聖句   エフェソ1:1~4、マタイ22:35~37、マタイ7:24、25、

箴言18:24、Ⅰコリント15:33、コヘレト2:1~11

                                           

今週の研究

                                           

人生が選択であふれていることに、あなたは気づいていますか。それどころか、いろいろな意味で、私たちが1日の間にすることは、起きた瞬間から眠るときまで選択だ、と言うこともできます。私たちはとても多くの選択をするので、しばしば選択について考えることさえしません。ただ選ぶだけです。

私たちは今週、自分が行う選択に関する(選択はどのようにすべきか、選択は私たち自身や家族にどのような影響を及ぼしうるのかといった)問題について、幅広く考えます。

                                           

日曜日:「主を愛しなさい」と、主は私たちを強制なさいません。愛が愛であるために、愛は進んで与えられねばならないのです。いろいろな意味で、聖書は、さまよえる人間に手を差し伸べ、強いることなく、彼らの心を獲得しようとする神の物語だ、と言うことができます。この事実が最もよくわかるのは、イエスの御生涯と働き、そして人々が(自由意志を用いて)いかに彼に応じたかということの中においてです。彼に魅了された人もいれば、彼を殺したいと思った人もいました。
確かに神は、私たちが救われるように選んでくださいましたが、最終的に、その救いを受け入れる選択は、私たちがしなければなりません。私たちが行わなければならないあらゆる選択の中で、主に仕えるという選択は、群を抜いて、私たちと、私たちの人生やその中での選択によって影響を受ける人たち(身近な家族など)にとって最も重大です。そのことは、疑いの余地がありません。

                                           

月曜日:私たちが行うあらゆる重要な選択において、祈りによって主に相談すること、私たちの選択が決して神の律法や聖書の原則さえも犯さないように注意することは、極めて重要です。私たちが主を信頼すること、私たちの選択を神にゆだねることは、なんと重要でしょう。つまり私たちは、これから行う私たちの選択が神に栄光を帰すように、またその選択が、私たちの人生に対する神の御計画に反するのであれば、私たちの願いを捨てる心の備えができるように祈らなければなりません。
さらに多くの場合、私たちが選択をする際に、賢明な助言者が大きな助けとなります。結局のところ、私たちは、神が私たちを愛し、私たちにとって最上のものを望んでおられ、もし私たちが信仰と謙遜のうちに人生を神にゆだねるなら、信仰によって私たちの選択を進めることができると知っているので、大きな確信を持つことができます。

                                           

金曜日:私たちは次のことを覚えておく必要があります。自由意志とは、内外からの圧力にかかわらず、自由に選択できるということなのですから、私たちは間違ったことを選ぶ必要はありません。私たちは、私たちの中の神の力によって、神から与えられた自由意志を用いて正しい選択をすることができます。それゆえ、私たちが決断を慎重に検討し、特に、その決断が家族にどう影響するかを考えることは、なんと重要でしょう。兄弟を殺すというカインの自由意志による選択は、確実に彼の家族を破壊しました。ヨセフを奴隷として売ってしまおうという彼の兄たちの自由意志による決断は、父親の人生を台なしにしました。

私たちは聖書全体を通じて、人生においてそうであるように、家族の自由選択が、良くも悪くも、ほかの家族にどれほどの影響を与えるかという実例(例えば、コラ、ダタン、アビラムの選択〔民16:1~32、ほかにダニ6:23、24、創18:19も参照〕)を見いだすことができます。

                                           

今週は、人生の選択について学びます。わたしたちは朝起きてから、夜寝るまでたくさんの選択をしています。それは神さまがなさることではなく、また親が決めてくれるのではなく自分でしなければならないのです。教育の究極の目的は正しい選択をすることができる人間を育てることではないでしょうか。

そして選択の実例として、友人、伴侶、職業を選ぶことについて今週は教えています。引用文は、選択全般についてを掲載しましたが、実例については本文をお読みください。

選択について、白か黒かという選択もあるでしょうか、どちらでもよいという選択もあります。大切なことは選んだ道を、少しでも神さまのみこころに近づけて行くことではないでしょうか。選択をして向上をすることはあなたがすることです。神さまは、あなたの選択を尊重して祝福し、いろいろな出会いなどを通して導いてくださいます。