安息日学校部

都会の喧騒の中に希望を(シンガポール)

都会の喧騒の中に希望を(シンガポール)

シンガポールという都会の喧騒の中、静かな思いやりの運動が広がっています。高齢者が忘れられがちなこの街で、セブンスデー・アドベンチストはアドベンチスト・アクティブ・センターと協力し、高齢者、特に華人コミュニティに希望と繋がりをもたらすために手を差し伸べています。
2023年の初め、キリストの方法に焦点を当てた新しい取り組みが開始されました。ケアグループが発足し、人々が気軽に立ち寄り、楽しめる空間がつくられました。
その中の72歳のエイミー・レオンは、すぐに、この成長するコミュニティに欠かせない一員となりました。

〈エイミー シンガポールの高齢者〉
初めて行ったときは、何をするのか見当もつきませんでした。ただ前向きな気持ちを持とうと思っていました。同じような年齢の人たちがいたので、歌を歌ったり、ゲームをしたりしました。

エイミーの夫であるサイモン・チャンは、最初は参加するのを嫌がっていましたが、その年の終わりには、彼も定期的に参加するようになりました。霊的なサポートや、社会的なアクティビティが提供されており、高齢者が参加し、人間関係を築き、地域社会の一員であることを経験する機会となっています。
エイミーもサイモンも、参加した当初は信仰を持っていませんでした。しかし、ケアグループの集会や礼拝に出席するうちに、御霊が彼らの心を和らげました。現在では、ケビン・テイン牧師のもと、積極的に聖書を学び、バプテスマを受けようかと考えています。
シンガポールのような賑やかな都市では、高齢者がしばしば孤独や孤立に陥り、地域社会から切り離されていると感じます。家族が忙しかったり、遠くに住んでいたりするため、有意義な社会的交流の機会が少なく、多くの高齢者が忘れられているような、孤独感に苦しんでいるのです。

〈エイミー シンガポールの高齢者〉
不幸せだと感じることもあります。でも教会に行って歌うと気分が晴れるんです。

エイミーは自分の経験を他の人と分かち合いたいと強く願っています。すでに妹や友人を聖書研究会や礼拝に誘い、息子や孫娘も連れて行こうとしています。
ケアグループは目覚ましく成長し、霊的な働きかけによって広がり続けています。
エイミー、サイモン、またほかの参加者が信仰を探究し、バプテスマを受けることができるよう、お祈りください。皆様の宣教へのご支援を感謝いたします。

(ADVENTISTMISSION.ORG)

2025年2期アドベンチスト・ミッション
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