安息日学校部

車を使った伝道

車を使った伝道

無料が嫌いな人はいないでしょう。

ニューヨーク市のアドベンチスト・バン・ミニストリーは、1975年以来、ストレスに満ちた忙しい住民に無料のマッサージ、健康診断、ライフスタイル指導を提供し、100万人以上の人々に利用されてきました。

ウェルネス・オン・ザ・ゴーでは、精神的、身体的、霊的健康を増進させ、人生をより良くする方法を伝えています。人々がいる通りに出て行ってサービスを提供し、イエス様の愛を実践するのです。

大都市の人々に伝道するため、車をクリエイティブに使っている人たちもいます。パナマのパナマ市では、タクシー伝道が素晴らしい影響を及ぼしています。車両には「安全タクシー、セブンスデー・アドベンチスト教会」というラベルが貼られ、乗車すると心温まる挨拶に続いて、心動かすメッセージがCDから聞こえてきます。神様を愛し、神様の言葉を学ぶように勧めるメッセージです。金曜日には、その日最後の乗客の料金は無料になります。運転手は、この機会を用いて、安息日がもうすぐ始まること、安息日を迎えるために家に帰ることを乗客に説明します。

オーストラリアの東海岸にある学校や地域の人々は、生き生きと歴史を伝える、車輪のついたユニークな博物館を訪れることができます。ウェイン・フレンチ博士は、トレーラーを改造して「ツタンカーメン・ロードショー」という移動型博物館を作りました。博物館に行くことができない遠方の学校のためです。トレーラーは3つのセクションに分かれており、実物大のロゼッタストーンのレプリカ、ツタンカーメン王の墓の複製、ネブカドネザル王の名前が刻印された、バビロンの本物のレンガなど、様々なものを見て触れることができます。楽しくてためになると同時に、この都市伝道センターは、聖書の正当性を紹介し、重要な霊的問いかけをするという、深い目的を持っています。

アメリカ、カリフォルニア州中部に住むエドワード・ウルビナ医師は、別の移動型都市伝道センターの代表です。ボランティア達はキリストの模範に倣い、歯科と眼科の治療を、無償で行います。移動診療所は、大型トレーラーで機器を運搬し、地元の教会に設置されます。このプログラムは、診察を受ける人だけでなく、一緒に奉仕する人たちの人生にも影響を与えています。ボランティアの3分の1はノンアドベンチストの専門家で、無償で奉仕している理由に興味を持ち、教会をもっと知りたいと思う人がいます。

エレン・ホワイトは、大都市に住む多くの人々に福音を伝えることの緊急性について、こう述べています。「国の大都市のように、戸口の陰に横たわる畑を軽く見過ごしたり、無視したりしてはなりません。…今が、これらの畑を耕す最も有利な機会なのです」。(『教会への証』第8巻p31,32〈英文〉)

「国の大都市のように、戸口の陰に横たわる畑を軽く見過ごしたり、無視したりしてはなりません。…今が、これらの畑を耕す最も有利な機会なのです」
『教会への証』第8巻p31,32(英文)

都市に住む人々に福音を運ぶため、車を使おうと思われましたか? 移動型都市伝道センターについて更に知りたい方は、こちらのウェブサイトをご覧ください。

2022年4期アドベンチスト・ミッション