安息日学校部

第8課 青年用:朴 昌

2019年第3期「この最も小さい者ー助けを必要としている人たちへの奉仕」

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第8課 この最も小さい者 朴 昌

  • 今週のポイント
  1. 今週はイエス様の教えを通して他者への奉仕について学びます。
  2. イエス様の最も長い説教である山上の説教には神の民が持つべき霊的教訓と実践的な教えが書かれています。特にこの説教のポイントになるのは、私たちが世の光と塩になって人々の生活に良い影響を及ぼすために、現実に適用すべき神様のご品性、つまり人々を憐れむことが書かれています。そして、それは真理の知識がすべての人に及ぶようにする神様のご計画です(Testimonies for the Church Vol. 2 p. 633.)。
  3. イエス様は善をもって悪に勝つように、人々を憐れみ愛するように言われました(マタイ5:38-48)。この教えはクリスチャン生活において最も難しいことでありますが、しかし、目指すべきことであります。特に神様は主の再臨が近づいている時こそ、私たちが目指す姿だと教えてくださいます(フィリ4:5、ヤコ5:8-9、1ペト4:7-8)。
  4. イエス様は善いサマリア人のたとえ話を通して、律法の順守が単純に宗教的ルールに従うことではなく、助けを必要とする人の隣人になることだと教えてくださいました。
  5. イエス様は当時の伝説(タルムード)を用いて金持ちとラザロのたとえ話をなさいました。興味深いことはイエス様のたとえ話の中でこの物語だけが人物の名前(ラザロ)が書かれています。恐らく、たとえ話の中でこの物語が最も大切な教えが含まれているかもしれません。その教えは神様から頂いた祝福を私たちがどのように用いて人々と分かち合うのかが私たちの救いに大きな影響を及ぼすのかです。
  6. イエス様は私たちに、再臨を待ちながら大変な状況にある人々を助け合うように話されました。その奉仕はイエス様に対する奉仕となり、イエス様を迎えることになります。ところがそのすべての奉仕は私たちの力ではなく、イエス様を受け入れることによって行われる神様の働きであり、導きです。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
  1. 神様に従う聖書の人物の特徴と共通点を探しましょう。
  2. 私たちの周りに助けを求める人がいるかを考えてみましょう。
  3. 信仰と行いの関係について話し合いましょう。
  4. 逆に「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)のような聖句を用いてクリスチャンを困らせる人々に、私たちはどのように接するべきなのかを話し合いましょう。