PDFダウンロードルビ・画像付きはこちらからご覧ください
第7課 希望に突き動かされて 小濱 守宏
[暗唱聖句]
その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそわたしたちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び躍ろう。
(イザヤ書25章9節 新共同訳)
1.安息日午後
今週は、再臨の喜びについて学びます。
旧約聖書には、「再臨」について1845ヵ所の記事(預言)が書かれています。新約聖書には、300ヵ所以上も書いてあります。なぜ、こんなにも多く書かれているのか調べてみましょう。
2.日曜日:主の再臨の約束
私たちは罪の世界に住んでいます。罪の世界には病気や戦争など悪いことがたくさんおきます。イエス様は、罪の世界を終わらせる事を約束してくださいました。そして、イエス様を信じて死んだ人々がよみがえり、生きている人々と共に天でイエス様とお会いする事も約束してくださったのです。「空中で主(イエス様)と出会う」事の素晴らしさを想像してみましょう。
3.月曜日:時を予想する
イエス様がいつお出でになるかは知りませんが、いつ来ても大丈夫のように私たちは準備します。なぜなら、素晴らしいイエス様と会えるからです。イエス様が地球に最初に来てくださった(人間としてお生まれになった)日はほとんどの人は気づきませんでした。しかし、イエス様が二回目においでになる日は、「稲妻が東から西へひらめき渡るように、人の子も来るからである。」(マタイ24章27節)とあるようにすべての人が同じ時間にイエス様を見るのです。ハッキリとイエス様が天に現れないのに「イエス様がおいでになった」と言われても信じてはいけません。サタンにだまされないようにしましょう。
4.火曜日:ウィリアム・ミラーと聖書
ミラーは、聖書に書いてある聖句が理解できないとき、他の聖句とくらべて、聖書を理解していきました。そして、再臨について真理(意味)を発見したのです。ミラーは、聖書に書いてある聖句の真理(意味)を探し求めました。私たちも聖書に隠されている素晴らしい宝(救いの意味)を探し求めましょう。
「・・・真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。・・・」
(ヨハネによる福音書16章13節)
5.水曜日:ダニエル書8:14の2300日
「日が暮れ、夜の明けること二千三百回に及んで、聖所はあるべき状態に戻る。」(ダニエル書8:14)
ミラーは、聖書を勉強して気づきました。預言者がいつか起きると話した出来事は、示された時に必ず預言者が話された通りに成ることを。ミラーは、ダニエル書8:14に書かれている「聖所はあるべき状態に戻る」という預言も必ず書かれた通りになると確信して調べ始めました。そして、「二千三百回」は「2300日であり、いつから数えればよいかを研究しました。
6.木曜日:最も長い預言の時代年表
ミラーは、聖書を研究し、「アルタクセルクセス王の第七年・・・」(エズラ記7章7節)を見つけ、「第七年」は紀元前457年である事を発見しました。紀元前457年から2300年を足した年(紀元前457年+2300年)に、イエス様が天から地球に来てくださる(再臨)とミラーは、考えました。
★聖書の預言は、1日を1年と計算します。「一日を一年とする」(民数記14章34節)
7.金曜日:さらなる研究
ミラーは、2300日の預言を計算した結果(紀元前457年+2300年=)、1844(せんはっぴゃくよんじゅうよ)年に再臨があると答えを出しました。しかし、1844年に再臨があるというのは、間違いでした。ミラーたちは、イエス様の再臨がなかったことに深い悲しみを経験しましたが、もう一度預言を研究しなおしました。「再臨ではなく、わたしたちの罪を清める大事な働きを始めるために第一の聖所から第二の至聖所(契約の箱が置かれているところ)に移った」ということを発見しました。なぜ、ミラーは失望しても諦めずに聖書を研究してイエス様を待ち望むのでしょうか。
それは、きっとイエス様だけがわたしたちを救ってくださるという約束があることの素晴らしさを知っているからです。暗唱聖句「イザヤ書25章9節 新共同訳」にもありますが、「この方こそ」とあるようにイエス様の魅力(愛のある品格)を見つけていきましょう。
★聖所とは、イエス様が罪を清める大事な働きをする場所