安息日学校部

第6課 聴覚しょうがい者用 関谷修一

2025年第3期「出エジプト記
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第6課  葦の海を通って(8月9日)  関谷修一

 

1.安息日午後

[暗唱聖句]

恐れてはならない。落ち着いて、今日、あなたたちのために行われる主の救いを見なさい。あなたたちは今日、エジプト人を見ているが、もう二度と、永久に彼らを見ることはない。主があなたたちのために戦われる。あなたたちは静かにしていなさい。(出エジプト記14:13、14、新共同訳)

 

私たちは信仰が弱く、小さなものです。けれど、神はいつでも私たちの側近くにいてくださり、私たちを救うために戦われます。出エジプトをしたイスラエルの人々のためにも神は戦ってくださいました。同じ神が私たちと共におられます。私たちは神を信じます。だから、私たちは将来に対して、何の不安もありません。

 

2.日曜日:「行って、主に仕えるがよい」

[出エジプト12:31、32]

「さあ、わたしの民の中から出て行くがよい、あなたたちもイスラエルの人々も。あなたたちが願っていたように、行って、主に仕えるがよい。・・・そして、わたしをも祝福してもらいたい。」

 

ファラオ(エジプトの王さま)は、十番目の災い(よくないできごと)の後で、やっとイスラエルの人たちが全員、エジプトから出て行くことを許しました。そして、「わたしをも祝福してもらいたい」(出エジプト12:32)とも言いました。災い(よくないできごと)が続いたので、もう、よくないことを終わらせたかったのです。でも、ファラオは、まだ、こころから神を信じようとはしませんでした。

 

3.月曜日:初子の奉献

[出エジプト13:2]

「すべての初子を聖別してわたしにささげよ。イスラエルの人々の間で初めに胎を開くものはすべて、人であれ家畜であれ、わたしのものである。」

 

神が十番目の災い(エジプトのすべての長男や家畜の初子が打たれて死んだ)からイスラエルの初子や家畜を救われた(子羊の血を入り口の二つの門につけた家は神の裁きが過ぎ越して長男の命が守られました。)ので、初子は神の特別なものとなりました。

すべてのものは神から与えられ、神のものです。イスラエルの人たちは、この神を信じて、神への奉仕に生きるようにと、初子の心も体も全てを⽣きた供え物として献げました。

私たちも毎日、神へ自分を献げるように歩んでいきましょう。(ローマ12:1)

※初子:夫婦の間に生まれた男の子

 

4.火曜日:葦の海を渡る

[出エジプト13:21-22]

「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼らは昼も夜も行進することができた。昼は雲の柱が、夜は火の柱が、民の先頭を離れることはなかった。」

 

イスラエルの人々は神を信じ、初子を献げ、エジプトを出発しました。でも、前を見ると葦の海が道を塞ぎ、後ろを見るとエジプト軍が迫って来たのを見たとき、人々の信仰は、あっという間に消えてしまいました。

苦しいことが起こったとき、私たちはどんな行動をするでしょうか。そこに信仰はありますか?

神は、いつも私たちと共におられ、昼は雲の柱、夜は火の柱として助け、導いてくださっています。

 

5.水曜日:信仰によって前進する

[出エジプト14:13-14]

恐れてはならない。落ち着いて、今日、あなたたちのために行われる主の救いを見なさい。あなたたちは今日、エジプト人を見ているが、もう二度と、永久に彼らを見ることはない。主があなたたちのために戦われる。あなたたちは静かにしていなさい。

 

モーセは、心から神に信頼していたので、イスラエルの人々を励ましました。私たちも苦しいなかで、どのように行動したらよいのか、み言葉から四つのポイントを学びましょう。

「恐れてはならない」(出14:13)─ 神を信頼しましょう。

「落ち着いて(いなさい)」(出14:13)─ 神の助けを忍耐強く待ちましょう。

「今日、あなたたちのために行われる主の救いを見なさい」(出14:13)

─ 神の導きと助けを信じ、神の約束に信頼して感謝できますように。

「主があなたたちのために戦われる」(出14:14)─ 神にお委ねすることです。

 

6.木曜日:モーセとミリアムの歌

[出エジプト15:2]

主はわたしの力、わたしの歌/主はわたしの救いとなってくださった。この方こそわたしの神。わたしは彼をたたえる。わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。

 

モーセとミリアム、そしてイスラエルの人々は、神がファラオ(エジプトの王さま)とエジプトの軍隊の手から見事に救い出してくださった(エジプトから出られた)ことで讃美をささげました。

私たちの人生は、神が私たち一人ひとりのためにしてくださっているすばらしいみわざで満ちています。いつも恵みを数えましょう。神に感謝と喜びの讃美をささげましょう。神を喜ぶことは、私たちの力です。(ネヘミヤ8:10)

 

7.金曜日:さらなる研究

「歴史における神のこのあがないの行為が確かなものであることは、私たちが将来に対して、何の不安もないことを保証している。・・・私たちが何か不可能に直面し、追い詰められ、どちらに向かえばよいのかわからなくなったとき、『モーセの歌』に確信を見いだすことができる。なぜなら、この歌は、神の民の歴史における偉大な出来事を記念しているからだ」

(『アンドリュース聖書注解─旧約聖書「出エジプト記」214ページ、英文)。

 

<話し合いのための質問>

★私たちの人生で、神が私たちのために戦ってくださると聖書にあります(出エジプト14:14)

このようなすばらしい神に頼り、生きるためにするべきことは何かあるでしょうか。