2021年第1期「イザヤ―わが民を慰めよ」
第5課 いと高き平和の君 東清志
- 今週のポイント
- 日曜日:アッシリア帝国によって滅ぼされた北イスラエル王国でしたが、彼らには平和の回復という希望の約束が与えられました。それは、人となったキリストによって成就しました。
- 月曜日:イザヤ9:5~6には、「みどりご」という特別な存在についての預言が記されています。この「みどりご」の特徴は、唯一の救い主であるイエス・キリストを指し示しています。
- 火曜日:神様は私たちの罪に対して、段階的に罰を与えます。それは、私たちがその罰を通して罪を自覚し、神に悔い改めるためです。
- 水曜日:イザヤ11:1の「エッサイの株」とは、エッサイの子であるダビデから始まったダビデ王朝が切り倒される様を預言しています。しかし幸いなことに、神様はその株から新たな若枝が出ることを預言します。その若枝とは、ダビデの家系から生まれたイエス・キリストです。
- 木曜日:イザヤ12:2には、「神はわが救い」と記されています。イエス・キリストとは何者でしょうか。私たちが解決できない罪の問題を解決してくださった救い主です。
- 用語解説
- ディグラト・ピレセル3世:アッシリア帝国の全盛期を築いた王。北イスラエル王国もこの王によって滅ぼされた。
- アハズ王:イザヤが活動していた時代の南ユダ王国の王。聖書の神ではなく心霊術を信頼した。
- みどりご:3歳以下の子ども。現在は「嬰児」という言葉がこれに代わって用いられています。
- エッサイ:ダビデの父親。
- ディスカッションのためのテーマ
- 今週の題は「いと高き平和の君」です。人としてこの世に来られたイエス・キリストの働きと犠牲によって、この世にどのようなかたちで平和がもたらされたでしょうか。また、私たちが一般的に想像する平和と、聖書が語る平和にはどのような違いがあるかを考えましょう。
- 火曜日の学びから、神が私たちに罪を指摘する際、段階的に罰を与えることがあることが分かります。あなたは、このようなことを経験したことがありますか。あなたはどのように応答したことがありますか。お互いの経験を分かち合いましょう。