2020年第3期「神のためにたくさんの友人をつくる-喜びを他の人に伝える」
第4課 祈りの力-他者のための執り成し 松本 裕喜
- 今週のポイント
- 聖書には祈りに関する素晴らしい約束が数多く記されています。執り成しの祈りは、私たちの祈りを自己中心的な思いから守るものとなるでしょう。そして、イエスによって与えられた任務に参加するために相応しい者となることができるでしょう。
- 日曜日:問1の聖句からわかることは、私たちは善と悪との大争闘の中にいるということです。神は私たちを真理に導こうとしておられますが、同時にサタンも私たちを誘惑して悪に引き込もうとしています。しかし選ぶのは私たちです。神は強制なさらないお方だからです。そして、他者のために祈ることも私たちが選ぶことができます。私たちが祈るということは、神の導きに応えた、神の導きを選んだことになるので、神は人の救いのために更に大きな力を表されるでしょう。一方で、私たちが他者のために祈る時、人の救いは神のご計画の中でなされることを覚えましょう。
- 月曜日:イエスは神でありますが、同時に人であられました。私たちの模範となるためにイエスは人となられましたが、イエスの祈りの姿勢は私たちの模範です。人であるイエスは絶えず神に祈られましたから、私たちは尚更祈らなければ悪に勝つことはできません。また、「あなたのために祈っていますよ」と言われると嬉しい気持ちになったことがあると思います。イエスが私たちのために祈ってくださっている事実は、どれほど私たちの心に励ましと慰めを与えることでしょうか。
- 火曜日:イエスのように、パウロもよく祈りました。問4と問5のパウロの祈りを読んで、パウロが何を祈っているかじっくりと観察してみましょう。私たちはよく「○○さんに祝福がありますように」と祈りますが、執り成しの祈りはパウロのようにもっと具体的である必要があります。「神の祝福」とひと言で言っても、神の祝福は多岐に渡ります。相手の必要を知った上で、もっと具体的に祈りましょう。
- 水曜日:ダニエルは断食とともに、熱心な執り成しの祈りを捧げました。神はその祈りに応えられ、ダニエルに将来のことを示されました。善と悪との戦いが確かにありますが、神は悪の力を必ず倒してくださいます。それは現代の私たちにも同じです。
- 木曜日:「熱心に、心から、具体的に執り成す」祈りは、私たちを神の恵みが注がれる管にします。つまり、私たちを通して神の恵みが他の人にも広がっていきます。また、そのような祈りはサタンを恐れさせます。そして、そのような祈りを一人ではなく2-3人、また数人でする時に、そこにイエスがおられます(マタイ18:18-19)。伝道の働きは決して一人ではありません。クリスチャンの仲間と共に祈ることができますし、何よりもイエスが共におられます。
- ディスカッションのためのテーマ
- あなたは今、だれのために祈っていますか。状況がいかに難しく思えても、あきらめないことはなぜ重要なのですか(月曜日の質問より)。
- 執り成しの祈りの生活をもっと効果的に送るのに、何が妨げになっていますか(「話し合いのための質問」③より)。