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第3課 イエスの目で人々を見る 北 睦夫
1.安息日午後:今週のテーマ
今週は、イエスが、人々の魂を捕らえ、救いに導く方法について学びます。イエスは、神の憐みの目で一人一人を御覧になりました。イエスは、神が本来、彼らに与えておられる可能性に目を向けられました。私たちもイエスの目で人々を見る時に、人々の魂をキリストに導くことができるのです。
2.日曜日:二度触れる
マルコ8:22には、イエスが目の不自由な人を癒すことができた二つの理由についてしるされています。
一つの理由は、目の不自由な人の信仰ではなくて、彼をイエスのもとに連れてこられた友人たちの信仰です。
彼らは、イエスは癒すことができると信じて、彼をイエスのもとに連れてきたのです。二つ目は、イエスは、必ず癒すことができると信じて、イエスに癒しを願ったことです。どちらの理由も彼らのイエスに対する信仰が癒しをもたらしました。
3.月曜日:受容することの教訓
ヨハネ4:3~34には、サマリヤの女を救いに導かれるイエスの様子が描かれています。当時、サマリヤ人とユダヤ人は、対立していました。そのような敵対関係の相手に対してもイエスは、相手を尊び、敬う気持ちをもって接せられました。そのイエスの態度が、受容、愛、赦しを求めていた彼女の心と魂を捕らえました。
イザヤ43:4には、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(新改訳)と記されてあります。このようなイエスのまなざしにならいたいものです。
4.火曜日:あなたがいる場所から始める
ヨハネ1:40~42には、アンデレが兄弟ペトロをキリストに導く様子が描かれています。彼は、まず自分の家族から伝道をはじめました。わたしたちが、今いる場所、置かれている環境、それが一番の伝道地です。
私たちが、遠くではなく、一番身近な人々に関心を持ち、キリストの愛をもって、同情的で思いやりをもって接していくことができるなら、それがもっとも効果的な伝道方法です。
5.水曜日:難しい人たちと接する
難しい人たちとより良い関係を築いていくために大切なことは、彼らにしっかりと耳を傾けることです。彼らの関心や要求に耳を傾け、好意的に聞くことです。これだけでお互いの緊張感がなくなり、相手を理解することができます。次に、この難しい人たちこそ、神様が最大の関心を持っておられることを覚えたいものです。
彼らが悔い改めて、神の国に入るときに、天では大きな喜びがわきおこります。
ルカ19:1~10には、人々から嫌われていたザアカイとキリストとの出会いの物語が記されています。
イエスは、ザアカイの心の叫びに耳を傾け、彼に近づかれました。それだけで彼は、悔い改め、救いに導かれました。キリストの愛を持って、難しい人々にも耳を傾けていきたいものです。
6.木曜日:摂理による機会に気づく
使徒言行録8:26~40には、フィリポが、主の天使の指示に従って、示された場所にすぐに移動し、エチオピア人に効果的に福音を伝え、バプテスマまで導いた様子が記されています。最も効果的な伝道の機会は、主の導きを求め、それに従うことです。フィリポは、絶えず祈りの中で、主のみ声にアンテナをはり、主の導きを求めていたことと思います。伝道は、神様の働きであると言われます。私たちは、主の僕です。主のみ声に従いたいと思います。
7.金曜日:さらなる研究
主の良き僕として、次のように祈りましょう。
「主よ、あなたのよき僕としてください。わたしの目を開き、あなたから与えられる機会を見ることができますように。周囲の人たちの必要に敏感でありますように。希望と励ましに満ちた言葉を語り、日々、接する人々にあなたの愛と真理を伝えることができますようにお助けください。」このような祈りがささげられていくときに驚くべきことがあなたのクリスチャン人生に起こることでしょう。自分の人生に期待致しましょう!