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第3課 宣教への神の召し 西村 翔
1.安息日午後
冬の寒い時期、こたつの外に出たくないように、「快適な環境」にいると、なかなかそこから出て行くことができなくなります。しかし神様は、時に私たちを「快適な環境」から引き離すことによって、神様の証人にしようとされます。
2.日曜日:快適な環境を出る
創世記11章に出てくるバベルの人たちは、自分たちで固まろうとしました。塔を建てることによって、「全地に散らされ」(創世記11:4)ないようにし、自分たちだけの「快適な環境」にとどまろうとしたのです。しかし、それは神様の計画とは違うものでした。
3.月曜日:全世界の祝福となる
創世記12章で、神様はアブラムに対して、生まれ故郷や親戚のもとから離れなさいと言われました。アブラムは、「行き先も知らずに」(ヘブライ11:8)出発しました。そして、アブラムやその家族を通して、多くの人が祝福を受けました。同じように、私たちも誰かの祝福となるために、「快適な環境」を離れ、別の場所に行くことが神様のご計画かもしれません。
4.火曜日:アブラハムの召し
故郷を離れたアブラハムを待ち受けていたものは、厳しいものでした。飢饉がやって来て、アブラハムはエジプトに移住しなければなりませんでした。さらに、アブラハムは嘘をつくことによって、大きなトラブルを起こしてしまいます。アブラハムは失敗をしてしまいましたが、神様はアブラハムを見捨てることをしませんでした。失敗した人でも、神様は福音宣教のために用いてくださいます。
5.水曜日:初代教会と快適な環境
使徒言行録8章で、クリスチャンに対する迫害が起こります。初代教会の人たちは、エルサレムから至る所に散って行きます。散って行った人たちは、各地で福音を告げ知らせました。このことにより、イエス様が言われた「(あなたがたは)エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で…わたしの証人となる」(使徒言行録1:8)という言葉が成就しました。福音がユダヤ人だけでなく、全ての人たちに告げ知らされるためには、教会の人たちが「快適な環境」から出て行く必要があったのです。
6.木曜日:今いる場所から始める
伝道というのは、相手の間違いを指摘し、説得することではなく、イエス様を伝えることです。まず今自分がいる場所(家庭、職場、地域など)でイエス様の証人となりましょう。そして、神様が導かれるままに「快適な環境」から出て行きましょう。世界には、イエス様のことを知らない人たち、イエス様を必要としている人たちがたくさんいます。
★あなたにとっての「快適な環境」は何ですか? 誰かにイエス様のことを伝えるために、「快適な環境」から出て行く必要はありますか?