2020年第1期「ダニエル書―主イエス・キリストの愛と品性の啓示」
第2課 エルサレムからバビロンへ 平賀和弘
- 今週のポイント
- 安息日午後:聖書は、人間の弱さを示しています。しかし、神様は、その弱さを持ったダニエルを含めた4人の青年たちの信仰を、あらゆる困難から守ってくださったことを学びます。
- 日曜日:神様は歴史を導いておられます。エルサレムが、バビロンに敗北し、捕囚として連行される出来事も、神様に導かれて起こったことだったことを学びます。
- 月曜日:バビロンの王は、ダニエルたちの神様に対する忠誠心を、自分や他の神々に切り替えるために、彼らの名前を変えたり、価値観や文化をおしつけて誘惑したことを学びます。
- 火曜日:ダニエルたちは、自分たちに選ぶ自由が与えられた時、神様を信頼し、聖書の原則に従うことを選択しました。その選択が、神様がお働きになる道を開いたことを学びます。
- 水曜日:周りの環境がいかに悪く、様々な困難や誘惑があっても、神様に忠実であり続けることは可能であり、神様にお仕えするために、そこから隔離する必要はないことを学びます。
- 木曜日:信仰に対する挑戦に直面する時、わたしたちに重要なのは、正しい選択をすることであり、困難を乗り切ることができるように、神様は知恵を与えてくださることを学びます。
- 金曜日:神様に忠実に従うことは、神様に従う人に祝福を与えるだけでなく、それを目撃した人にも、神様の至上権と神様に従うことの祝福を証する機会になることを学びます。
- 用語解説
捕囚として連れて来られた青年たちは、自分たちの名を改名させられました。
・「ダニエル」(神は裁き主) →「ベルテシャツァル」(ベルの神、命を守りたまえ)
・「ハナンヤ」(ヤハウェは恵み深い) →「シャドラク」(太陽神の光を受ける)
・「ミシャエル」(神である方は誰か) →「メシャク」(アク神である方は誰か)
・「アザルヤ」(主は助けられる) →「アベド・ネゴ」(ネボ神のしもべ)
改名させられた名前は、いずれもバビロンの神々に関係していました。しかし、4人は、神様に対する信頼を失うことはありませんでした。
- ディスカッションのためのテーマ
- あなたの信仰が今、直面している問題はありますか。それは、どのようなものですか。また、その問題に打ち勝てるよう、どうしたら神様の力に頼ることができるでしょうか(日曜日参照)。
- 神様がお働きになるように道を開いたダニエルの自由選択に関して、どのようなところが重要ですか(ダニエル1:9)。このことから、私たちの選択の重要性について、どのような教訓を得ることができますか(火曜日参照)。
- 忠実さは私たち自身にとってだけでなく、主の御品性に対する私たちの忠実さを目撃する人々、私たちが仕えようとする人々にとっても、なぜとても重要なのですか(金曜日参照)。