安息日学校部

第14課 聴覚しょうがい者用 北 睦夫

2023年第3期「エフェソの信徒への手紙」

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     第14課   エフェソの信徒への手紙の中心  北 睦夫

 

1.安息日午後

エフェソの信徒への手紙は、たったの6章という短い手紙ですが、パウロがあなたにもっとも伝えたい「ありがたい真理」が、まとめられています。

 

2.日曜日:キリストにおいて祝福され

第1章の「ありがたい真理」とは、あなたはキリストにおいて、救われるために選ばれたということです。その救いによって聖霊が与えられ、神様がわたしたちに与えて下さった恵み、またこれからも与えて下さる恵みが、どれほど素晴らしいものであるかを理解し、その恵みにあずかるようにしてくださる、ということです。

 

3.月曜日:地域社会のために贖われ

第2章の「ありがたい真理」とは、罪によって死んでいた私たちは、キリストの十字架のあがないを信じることによって新しい命をいただきました、ということです。それは、キリストと一つとなって、キリストの復活、昇天、天の王座にあずかるだけでなく、この地にあって、キリストと共に、その恵みによって、神のすばらしいお働きをするようになる、ということです。

 

4.火曜日:生ける神の教会として

第3章の「ありがたい真理」とは、教会は、「神の家族」であるということです。わたしたちが、恵みによって、神の家族として一つとなっていくならば、神様は、私たち神の家族を通して、この地で、素晴らしいお働きをなして下さいます。

 

5.水曜日:信仰による一致

第4章の「ありがたい真理」とは、教会は一つの体ということです。体の部分で、必要でないものはありません。わたしたちは、それぞれの部分で役割をもっています。指は、指の働き、口は口の働きです。お互いに尊重し合い、優しく思いやりを持っていきたいと思います。

 

6.木曜日:恵みを受け、与える者として

第5章の「ありがたい真理」は、恵みは、信じ、求める者に、ただ与えられるということです。恵みとは、ふさわしくない者にあたえられる祝福のことです。わたしたちは、みな罪人であり、恵みを受けるにふさわしくない者でした。しかし、神様は、あわれみによって、わたしたち-イエスキリストの十字架のあがないを信じ受け入れる者には、ただで恵をくださるのです。この恵みをいただくことによって、私たちは、けがれからきよめられ、神の子としてふさわしい光の子に変えられ、日々、成長していくことができるのです。そして、その恵みは、あなたからあふれ、愛のかおりとなって、他の人へ分け与えることができるのです。

 

7.金曜日:さらなる研究

第6章の「ありがたい真理」は、わたしたちは、神の兵士であり、教会は、神の軍隊である、ということです。訓練をしない兵士はいません。一つに統率されていない軍隊は、ありません。わたしたちは各自、主の恵みを頂きながら自分自身を成長させていきます。また、教会では、お互いに仕え、愛をそだてあふれさせ、周りの方々に愛を分け与えていきたいものです。