2019年第1期「ヨハネの黙示録ーイエス・キリストの働きを知る」
第 13課 「わたしは万物を新しくする」 東 清志
- 今週のポイント
- 黙示録19:9の中には、「小羊の婚宴」という言葉があります。これは、イエスが語った「婚宴のたとえ」にあるように、相応しい礼服を着ていた者のみが出席を許されたように、キリストによる救いを信じて受け入れた人のみが、その婚宴に出席することができます。
- 先に学んだように、「ハルマゲドン」とは、キリストがサタンに属する勢力を滅ぼす戦いです。キリストは再臨において、サタンとその勢力に対して決定的に勝利するのです。
- 千年期とは、キリスト再臨後にサタンが荒廃した地上に千年間留められ、救われた人々は天の裁きに加わる期間です。この期間を通して、神の裁きの正しさと公平さが明らかにされます。
- 聖書に記されている「新しい点と新しい地」とは、質的な意味においての新しさのことを述べています。神によって全ての罪の影響が消し去られ、死も悲しみも嘆きも無い世界へと回復するのです。
- 新しいエルサレムの特徴の一つは、その形が完全な立方体であるということです。それは聖所の特徴と重なりますが、新しいエルサレムの中心的な役割が礼拝であることを表しています。
- 用語解説
- ハルマゲドン(月曜日):11課で解説されていた言葉ですが、キリストの勢力とサタンの勢力との間で行われる、地球規模の霊的な戦いです。黙示録は、この戦いにキリストが必ず勝利することを約束と共に預言しています。
- 千年期(火曜日):キリストの再臨の際、救われるべき者は天に引き上げられ、そうでない者は滅ぼされますが、サタンが滅ぼされるのはこのタイミングではありません。サタンは、荒れ果てた地上で千年もの間、自分がもたらした罪の結果を直視する期間が用意されています。一方救われた人々は天の裁きの座に着き、救われなかった人々がなぜ救いにあずかることができなかったのか、その理由を納得されるかたちで知ることになります。
- バビロンの川岸(木曜日):旧約聖書の時代、バビロンに捕虜として連れていかれた人々は、バビロンの川岸で、故郷のエルサレムを想って涙を流していたと、詩編137編には記されています。その一方で、天の川岸においては、本当の故郷である天国を待ち望んでいた全ての人が、神によって涙が拭われていくのです。
- ディスカッションのためのテーマ
- 今期のヨハネの黙示録の学びを振り返りましょう。あなたが今期の学びで学んだこと、心に残ったこと、心に留めておきたいと思ったことは、どのようなことでしたか。
- セブンスデー・アドベンチストがヨハネの黙示録を学ぶことには、どのような意義があると思いますか。逆に、ヨハネの黙示録を学ばなければ、どのような危険があり得ると思いますか。