2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」
第13課 終わりの時に心を元に戻す 下地 英樹
- 今週のポイント
- 今週は、暗唱聖句の御言葉である「見よ、わたしは/大いなる恐るべき日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。・・・」(マラキ3:23、24)について学びます。
- 預言者エリヤは、カルメル山においてバアルの預言者450人、アシェラの預言者400人と対決し、勝利しました。
- エリヤはイスラエルの民に決断を迫りました。「・・・『あなたがたはいつまで二つのものの間を迷っているのですか。主が神ならばそれに従いなさい。しかしバアルが神ならば、それに従いなさい』」(列上18:21)
- イスラエルの民をエジプトから導いたモーセも、民が荒野で金の子牛を造ったときに決断を迫りました。「・・・すべて主につく者はわたしのもとにきなさい」(出32:26)。
- イスラエルの民を約束の地カナンへと導いたヨシュアも、人々に決断を迫りました。「・・・あなたがたの仕える者を、きょう、選びなさい。ただし、わたしとわたしの家とは共に主に仕えます」(ヨシュ24:15)
- マラキ書3:23の「預言者イザヤ」が与えられるという預言は、バプテスマのヨハネの出現によって成就しました。
- バプテスマのヨハネは、人々に悔い改めを訴え、イエス・キリストの出現前に道を備える働きをしました。彼の働きは人々の心をイエス・キリストに向ける事でした。
- 「大いなる恐るべき日」とは、イエス・キリスト出現の時を指します。私たちクリスチャンにとっては希望の時ですが、イエス・キリストを信じない人々にとっては裁きの時です。
- バプテスマのヨハネは、イエス・キリストが初臨される前に悔い改めを訴え、人々の心をイエス・キリストに向けさせ、道を備える働きをしました。私たちもイエス・キリストが再臨される前に、人々に悔い改めを訴え、人々の心をイエス・キリストに向けさせ、道を備える働きが託されています。
- 今日、エリヤのメッセージは、かつてないほど重要になっています。セブンスデー・アドベンチストは、私たちと私たちの子どもを滅ぼそうと脅かす勢力に対して、立ち上がり、語るために、神によって清められた大胆さと勇気を必要としています。(2019年第2期副読本105頁)
- ディスカッションのためのテーマ
- 列王紀上18章を読み、この物語について考えてみてください。
- エリヤの働き、バプテスマのヨハネの働きについて考えてみてください。
- エリヤのメッセージとあなたの所属教会との関連性について考えてみてください。あなたの所属教会がこのメッセージと、それを広めるための役割を理解するために、あなたは何をすることができますか。