安息日学校部

第12課 青年用:羅 明勲

2019年第1期「ヨハネの黙示録ーイエス・キリストの働きを知る」

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第 12課 バビロンへの裁き 羅 明勲

  • 今週のポイント
    1. 今週の学びのためにまず、バビロンの正体について確認してください。終わりの時に偽りの教会と世の権力が結託しますが、その中において私たちが伝えなければならないメッセージと確認していただけたらと思います。
    2. 淫婦バビロンはこの世を支配している政治的勢力と結託し、彼女の教えに惑わされた大衆の支持を得た背教した教会のことを言います。(日曜日)
    3. 政治勢力と結託した宗教勢力は、表面は敬虔な姿を装っていますが、偽りの教えを潜めています。(月曜日)
    4. 赤い獣は淫婦が乗り込める政治権力の助けを象徴しています。政治権力の助けは1260年間続き、再び始まろうとしています。(火曜日)
    5. 獣の七つの頭は世を支配し、神の民を苦しめていた七つの国を象徴していて、彼らの中から再び世に現れる八つ目の国は法王権を指し示します。(水曜日)
    6. 10人の王は全世界の権力の同盟を象徴します。彼らは最初バビロンを支持しますが、実状を知り結局は破局へと連れて行きます。(木曜日)

 

  • 用語解説
    1. 「大いなるバビロン」(黙示録17:5):ある意味で霊的バビロンはすべての歴史を通して背教した宗教体制を代表していると思われるが、ヨハネの黙示録の「大いなるバビロン」は特別な意味で終末に存在する背教した宗教の連合体を指し示している。17:18で「霊的バビロン」は「大いなる都」と呼ばれている。…「大いなるバビロン」は霊感が三重の大いなる宗教的連合体である法王権、背教したプロテスタント、そして降神術を表す名前である。「バビロン」という言葉は構成員たちがそうだというよりは、組織そのものと指導者たちがそうであると言及している。その構成員たちは「多くの水」(黙示録17:1,15)と「地に住む人々」(2節)と言及された。
      ―SDABC(セブンスデー・アドベンチストバイブルコメンタリー)、私訳

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. 地球最後の瞬間まで私たちはどのように神様の勝利の約束を信じ、互いを励まし合いながら一つとして進んでいくことができるでしょうか。