安息日学校部

第12課 聴覚しょうがい者用 松下 晃大

2025年第3期「出エジプト記
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第12課  「あなたの栄光をお示しください」(9月20日)  松下 晃大

 

◯暗唱聖句

主は彼の前を通り過ぎて宣言された。「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を子、孫に三代、四代までも問う者。」出エジプト記34:6,7

 

1.安息日午後

神様の助けによって、私たちは成長し続ける必要があります。成長しなければ、霊的に死んでしまいます。ペテロは「わたしたちの主、救い主イエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい」(2ペトロ3:18)と教えています。
今週は、モーセが神様をもっともっと知りたいと願い、神様がご自分の栄光をモーセに示してくださった出来事を学びます。神様の栄光とは、神様のご性質のことです。神様は憐れみ深く、恵みに満ち、忍耐強く、愛に満ちた方です。

 

2.日曜日:臨在(会見)の幕屋

出エジプト記33:7-11には、神様が存在する幕屋のことが書かれています。この幕屋は、イスラエルの宿営の外に張られ、神様とモーセが会って話をする特別な場所でした。
聖書には「主は人がその友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた」(出エジプト記33:1)と書かれています。モーセは神様の友となったのです。友とは、何でも相談でき、信頼できる大切な存在です。

 

3.月曜日:あなたを知ることができるように

出エジプト記33:12-17で、モーセは神様に「あなたの道をお示しください。あなたを知ることができるように」(出エジプト記33:13、英訳)と深く知りたいと願ったのです。
モーセは山に登って神様に会い、雲の中に入って40日40夜神様と共に過ごしました。神様は十戒を石の板に書き、幕屋の建設について教えてくださいました。しかし、これらの経験の後でも、モーセは神様のご性質をもっと具体的に知りたいと願いました。

 

4.火曜日:「あなたの栄光をお示しください」

金の子牛の事件(出エジプト記32:1-35) の後、神は「あなたの栄光をお示しください」(出エジプト記33:18)というモーセの願いに応えて、ご自身の「善い賜物」を示すと約束されました。神様の栄光とは、神様の善い賜物、神様の素晴らしいご性質のことです。
私たちが持つことのできる「栄光」は、神様のご性質を自分の生活の中で表し、それを他の人に知らせることです。

 

5.水曜日:神の自己啓示

出エジプト記34:1-28に、神様がモーセにご自分の栄光を現してくださった出来事が記されています。モーセは割れた石の板と同じような二枚の石の板を持って、シナイ山で神様に会いました。そこで神様は、ご自分のご性質について説明をされました。今週の暗唱聖句箇所でもある出エジプト記34:6,7です。この神様のご性質についての説明は、聖書の中で最も重要な記述です。
モーセが神様の愛、恵み、憐れみ、思いやり、善良さ、真実、赦し、聖さ、正義を理解した時、彼はひれ伏して神様を礼拝しました。

 

6.木曜日:光を放つモーセの顔

出エジプト記34:29-35には、神様のご性質の愛を体験したモーセの顔が輝いていたことが記されています。モーセは最初、自分の顔が輝いていることに気づきませんでした。神様の善良さと優しさを理解し、神様のご性質の美しさのために神様に心を完全に開いた時、モーセは変えられ、顔が輝いたのです。

2コリント3:18では、私たちがイエス様を見上げて、聖霊の神様が働くことによって、私たちもイエス様の姿に変わっていくことを約束しています。

 

7.金曜日:さらなる研究

エレン・ホワイトの『人類のあけぼの』第28章「シナイでの偶像礼拝」の後半部分をぜひお読みください。
イエス様は弟子たちに「あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父を崇めるようになるためである」と言われました。光っている人だけが、変化をもたらす人になることができます。