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第12課 地球最後の諸事件 廣前 早輝人
1.安息日午後
【暗唱聖句】
「真理を得よ、知恵も諭しも分別も手放すな。」(箴言23:23、新共同訳)
★イエス様は、私たち人間が皆本当の家に帰れるようにと願っておられます。本当の家とは苦しみも悲しみもなく、神様と共に過ごすことのできる天国のことです。そのためには、この世の嵐(苦しみ)を乗り越える必要があります。聖書に書かれた預言を正しく理解し、真理(本当のこと)を発見する時、私たちはキリストの勝利に導かれることができるのです。
2.日曜日:神と神の言葉に対する忠誠
「……わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」(ヨハネ8:31,32、新共同訳)
★罪の性質を持つ私たちは誤った(間違った)方向へ簡単に進んでしまいます。どんなに正しくあろうとしても、自分の力だけではサタンの惑わし(騙されること)に勝利することができません。だからこそ真理である聖書の御言葉に頼らなければいけません。人間に従うのか、神様に従うのか、どちらが正しいかはハッキリとわかります。
3.月曜日:天のための証印を受ける
「神の聖霊を悲しませてはいけない。あなたがたは、あがないの日のために、聖霊の証印を受けたのである。」(エペソ4:30、口語訳)
★最後の闘いにおける刻印は安息日にあります。安息日を忠実に守り、真の礼拝を捧げる者は「聖霊の刻印」を受け、そうではない偽りの礼拝を行う者は「獣の刻印」を受けることになります。この闘いに備えるために今イエス様に従うことを誓いましょう。日々イエス様に従い続けることで、イエス様のような品性を手に入れたいと思います。
4.火曜日:私たちは誰を礼拝するのか
「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。」(黙示録14:7、新共同訳)
★私たちは創造主を礼拝するのか、獣とその像を拝むのか、どちらかひとつを選ばなければいけません。黙示録14章の三天使のメッセージは、唯一の神様に対する真の礼拝を訴えています。神様に従う者と従わない者の結果が、聖書にはっきりと描かれています。先のわからない現代社会に生きる私たちは一刻も早くイエス様に従う決心が必要です。
5.水曜日:前の雨と後の雨
「すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(使徒2:4、新共同訳)
★ヨエル書で預言されている先の雨は、使徒たちが聖霊の注ぎを経験し、力強い伝道の働きをしたことで成し遂げました。続く後の雨は終わりの時代において成し遂げます。その時、多くの改宗者が与えられ、大きな収穫がもたらされるでしょう。
6.木曜日:力強い声
「その後、わたしは、大きな権威を持っている別の天使が、天から降って来るのを見た。地上はその栄光によって輝いた。天使は力強い声で叫んだ。『倒れた。大バビロンが倒れた。』」(黙示録18:1,2、新共同訳)
★「大きな権威(神様に与えられる力)」を持つ天使が力強い声で悪(サタン)の滅びを叫びます。それはキリストの勝利の宣言(みんなに発表すること)です。弟子たちが伝道に出て行った時と同じように、私たちもキリストの勝利という権威(神様に与えられる力)をいただいています。福音(イエス様が救ってくださるということ)の希望を全世界に広める働きに出て行きましょう。
7.金曜日:さらなる研究
「嵐が迫って来るとき、第三天使の使命を信じると公言していながら、真理に従うことによって清められていなかった多くの者が、その信仰を棄てて反対の側に加わる。」『各時代の大争闘』第38章)
★形式的な(心がこもっていない)信仰では意味がありません。日々の祈り、安息日の礼拝において、霊とまこと(真心)を持って真の礼拝をお捧げしましょう。
<話し合いのための質問>
★なぜ私たちに預言が与えられているのでしょうか。
★律法に従うことと終末のいろいろな事件はどのように関係しているでしょうか。