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第11課 最後の七つの災い 小濱 守宏
1.安息日午後
今週は、最後の七つの災いとはどういうものか? 誰がその災いを受けるのかを学びます。
黙11:18「……地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました」。とあるように本当に最後の最後、救われる者、救われない者が決定してから七つの災いがやってきます。
2.日曜日:最後の七つの災いの意味
最後の七つの災いを分かりやすくする為に七つのラッパの災いと比べてみましょう。まず、七つのラッパは、まだ、イエス様が私たちの罪の執り成しをして下さっている期間です。それは、イエス様が十字架にかけられてから、今も続いています。そして、同じ様に福音も宣べ伝えられています。
最後の七つの災いは、再臨の少し前に注がれます。なので、今は、まだ、最後の災いの時ではない事を覚えておきましょう。もし、私たちが出エジプト記に登場するファラオのように心をかたくして、神様の提案を拒み続けると災いが注がれる時がくるでしょう。
最後の災いは、私たちが神様を選ぶか、サタンを選ぶか、どちらを選ぶか、完全に決まった時に注がれるのです。そうです。サタンを選んだ人たちにだけ下されるのが七つの災いです。
3.月曜日:最後の災いが注がれる、火曜日:ユーフラテス川の水が枯れる
天国に行く事のできる人には、災いは与えられませんが、天国に行けない人だけにこの災いが注がれます。
第一の天使が悪性のでき物をバラまきます。まるで出エジプトの時と同じようです。
他の天使たちは、海と川を汚して、水が飲めなくなり、魚もいなくなります。太陽の熱さで苦しみを与えます。別の天使は、地球を真っ暗にします。第六の天使は、「ユーフラテス川を枯らす」とあります。ユーフラテス川が示す意味を調べてみると、バビロンが負けた時にペルシャ帝国がユーフラテス川の水をなくしてバビロンの町に入って滅ぼした。つまり、サタンの手先になって強くなった政治家や権力者を弱くして、神様の軍隊が地球にくる助けをするのです。
4.水曜日:サタンの最後の大いなる惑わし
16:13「また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、カエルのような三つの汚れた霊が出てきた。14これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。」とあるように三つのカエルのような悪い霊が働いて神様と戦争をするため、人々をだまして集めます。
だますために三つの悪い霊が働きます。①竜(心霊術を使って)②海の獣(ローマカトリック)③偽預言者(神様に背をむけてしまったプロテスタントの教会)たちがウソの奇跡を起こして、人々を騙して信じさせます。
5.木曜日:ハルマゲドンの戦いのために集結する
救われない人々は、悪魔の惑わしである悪い欲を満たす奇跡を見て、サタンの考えに近づいていきます。サタンは、神様と戦うために惑わされた人々を使います。
集まる場所は、ハルマゲドン、または、エリヤがバアルと戦ったメルメル山とも呼ばれる場所に集まります。聖書は、未来の出来事を分かりやすく教える為に例えを使うときがあります。ハルマゲドンの意味するところは、地球上にある中東場所ではなく、エリヤがバアルの偽預言者に勝利した場所カルメル山になぞらえて、最後の戦いは、必ず神様が勝利すると私たちに伝えているのです。戦いの場所は、神様とサタンとの間、神を信じる人々とサタンの側の人々の間です。私たちの思いや感情も戦いの場所です。
6.金曜日:さらなる研究
聖書を心から信じて、神様の教えに従いたいと決めた人以外、最後の大争闘に耐えられないでしょう。私たちの心の中には、自分の都合のいいように生きたいという欲があります。その欲は、聖書の教えと全く逆なものです。罪の性質は、聖書の真理を喜びません。しかし、神様の愛にふれ、神様の優しさを知った人々は、互いに神様の真似をして愛し合います。その喜びを体験したものは、サタンが行う偽物の奇跡を見抜きます。最後の七つの災いが訪れる頃には、イエス様の愛を信じた者は、救いが決定されているのです。救われた者には、災いは怖くないのです。
最後まで、イエス様を信じて歩んでいきましょう。