安息日学校部

第10課 青年用:松枝重則

2022年第1期「終わりの時代に生きる」

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第10課   垂れ幕を通って道を開かれるイエス   松枝重則

 

  • 今週のポイント
    1. 安息日午後:イエスの昇天は、統治・大祭司としての奉仕・新しい契約の始まりを意味します。これらが始まって以来、終わりに近づいているので、確信をもって神に近づくことができるのです。
    2. 日曜日:イスラエルの男子が年に三度、神の御前に出るように命じられたように、イエスは自分自身が過越祭で意味する本当の犠牲として十字架にかけられ、三日目に自分自身が死人のよみがえりの初穂としてよみがえり(大麦の収穫を祝う五旬節)、五旬祭の日(十字架から50日後)に聖霊降下によって新しい契約(旅の間の神の守り)が始まりました。
    3. 月曜日:身を清めずに神に会う者は死んでしまうことをイスラエルは理解し、神に会うことを恐れましたが、私たちはイエスという仲保者のお陰で恐れずに神の御前に出ることができます。
    4. 火曜日:神の民を神の栄光と死から守るために、聖所に幕を設け、聖所の周りにレビ人が宿営しました。イエスもまた同様に人となられたことで、父なる神との間の幕となられ、イエスを通して神の栄光を見ることを可能にして下さいました。
    5. 水曜日:旧約時代の地上の聖所は神と民が共に住み、親密な関係を築き、救いに導くことでした。今キリストは天の至聖所で神の民の罪を清め、民とサタンとの関係を断ち切り、神と民との親密な関係を完成されようとしています。サタンは神の民も罪人だから私の物だと主張するでしょうが、神との親密な関係が築かれていれば、サタンの告発は嘘だと証明されるのです。
    6. 木曜日:イエスが昇天され大祭司として神の御前でとりなしをされている間に、大胆に恵み座に近づきましょう。イエスのよみがえりと昇天により過越祭と五旬祭は成就され、後は天国でイエスと共に祝う仮庵祭の成就を全宇宙が待ち望んでいるのです。

 

  • 用語解説
    1. 賦与:分け与える

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. 他の宗派と異なる様々な教理がある中で、特に聖所はアドベンチスト特有の教理です。今週の学びは客観的に見て正しいと言えるでしょうか。なぜ正しいということができるのでしょうか。

 

  • 補足・コメント

子供が親と生活したいと願うように、父なる神も神の子たちと共に居たいと願っておられます。それを実現するためにイエスは進んで父なる神から離れて地上に来られ、間もなく永遠に神と共に過ごす時が来るのです。これは大祭司であり救い主のイエス・キリストにしかなしえません。