安息日学校部

第10課 聴覚しょうがい者用: 羅 明勲

2019年第3期「この最も小さい者ー助けを必要としている人たちへの奉仕」

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第10課 福音を生きる 羅 明勲

 

1.安息日午後:今週のテーマ

私たちが福音と呼んでいるものは、神様のご計画です。私たちの力で自分や人を救うことができるわけではありません。神様の機嫌を損なわないようにしてはならないと感じてしまったり、神様に褒められることをして点数を稼いだりして私たちの救いが決まるわけではないということです。

このような神様に対する誤った理解やイメージを正しく回復することが、実は大争闘と言われているものの一番大切なポイントなのかもしれません。

 

2.日曜日:「神は……世を愛された」

リンゴを一度も食べたことのない人にその味について説明するとしたらどのようにすればいいでしょうか。何か説明をするより、すぐにリンゴを買ってきて食べてもらうのが一番早くて確かな方法だと思います。

神様の愛も同じです。「神は愛です」と言葉で言うより、私たちはその愛を体験しなければなりません。

隣人に対して愛を示すためには、まず神様の愛を私たちが体験していなければなりません。

 

3.月曜日:同情と悔い改め

私たちは完全に罪の影響から逃れて生きることはできません。絶えずこの罪が及ぼす力と戦わなければならないのです。神様の罪人に対する恵みは、自分を罪人だと認識している人にのみ有効なのです。

 

4.火曜日:恵みと善行

愛は二人の関係の中にあるものです。一人で愛することはできないのです。そういった意味では神の愛に私たちがどう反応するかが大切です。神の愛は変わらないからです。変わるのはいつも人の心なのです。

隣人に対する愛も同じです。これは私たちが救われるために行わなければならない義務ではありません。善行は神様の愛に対する反応として、自分自身を愛するためではなく人のために生きようとする人生の態度なのです。それは伝道のための手段でもないのです。

 

5.水曜日:私たちに共通する人間性

たとえ人がその愛を拒み、滅びに至ることがあろうとも、神様の御心は全ての世界と全ての人を救うことです。福音は神様のこの限りない愛によって全ての人類が1つの家族であることを教えています。

 

6.木曜日:永遠の福音

三天使のメッセージの中に語られている永遠の福音について理解するために、その中に語られている「裁き」、「礼拝」と「創造」の意味を考えてみてください。この終わりの時代に私たち語らなければならない永遠の福音は誰かを助け、回復を与えることでなければならないのです。