PDFダウンロードルビ付きの原稿はPDFからご覧ください
第10課 芸術や科学における教育 北 睦夫
1.安息日午後:今週のテーマ
芸術や科学などの教育は、この世界の全てを創造された神の驚くべきみ業と関連づけることから始まります。
2.日曜日:主のみ
芸術と科学は、この世界を創造されたときの神のお気持ちを考える時、最もうまく教えることができます。
3.月曜日:聖なる輝き
神は美しいものを愛されますが、外面的な美しさよりも内面的な心の美しさ、品性の美しさを愛されます。
4.火曜日:間違った教えの専門家
専門家の知識にも間違いはあります。その間違った知識によって、信仰の道を踏み外すことにもなります。一テモテ6:20-21。
5.水曜日:愚かさと知識
芸術や科学は、知識だけでは、危険です。知識を生かすための神からの知恵が必要です。
科学の専門的な知識がありながら大量破壊兵器を製造するような愚かな科学者もいます。
私たちの知識は、神からの知恵を頂くことによって、最適に生かすことができるのです。
6.木曜日:ヨブに答えられた主
科学では、神がすべてのものを創造されたということを証明できないと言っています。
しかし聖書は、神は、すべてを創造されただけでなく、それを維持しておられると言っています。ヨブ記38章参照。
7.金曜日:さらなる研究
「初めに、神は天地を創造された」(創世記1:1)という起源に関する聖書の言葉について、超自然的なことを否定する科学では、説明することはできません。
■証
私が、北陸の富山県で働いていた時の話です。Tさんという、事業に失敗し、生きる望みを失って、家に引きこもっていた初老の男性がいました。心配した奥様が、「家にばかりいたら体に悪いから、外の空気を吸っておいで」と、中古の軽トラックを買い与えました。Tさんは、あてもなく運転していましたが・・・。気が付いたら立山の雪山のふもとに車を留めていました。大好きな立山で最期を迎えたい、そのような思いで、雪山を登り始めました。一面は雪の銀世界です。しばらく登って、一息ついて、ふっと振り返った時に、彼は、大変に驚くべき光景に出会いました。それは、雪山に咲く一輪の花でした。こんな雪山に、それも一輪の花、Tさんは、その一輪の花に、身震いするほどの感動を覚えました。その一輪の花に生きる力を頂いたTさんは、ドン底から立ち上がり、事業を再開致しました。
神の創造の業は、人に生きる力を与えるという証です。