第10課 契約と設計図 山地 悟
[暗唱聖句]
モーセは戻って、主のすべての言葉とすべての法を民に読み聞かせると、民は皆、声を一つにして答え、「わたしたちは、主が語られた言葉をすべて行います」と言った。(出エジプト記 24章3節)
1.安息日午後
神様は私たちと、とても仲良くなりたいと思っています。神様と仲良くなるには、神様と一緒に時間を過ごすことが大切です。神様の言葉である聖書を読んだり、お祈りをしたり、イエス様のことを他の人にお話ししたりすることで、神様と親しくなることができます。
2.日曜日:契約の書と血
神様はイスラエルの人々と大切な約束をしました。イスラエルの人々は「神様の言うことを全部守ります」と答えました。でも、イスラエルの人は弱いので自分だけでは約束を守れません。そのため、動物の血を人々にかけました。これは、私たちがイエス様の助けによって約束を守れるようになる、という意味がありました。
3.月曜日:神を見る
モーセと73人の指導者たちは山に登り、神様を見ました。そして神様と一緒に食事をしました。昔、一緒に食事をすることは、とても仲が良いしるしでした。でも、神様に会うというすごい経験をしても、後で罪を犯してしまった人もいました。特別な経験をしても、自動的に心が変えられるわけではないのです。あなたはイエス様と一緒に食事をするなら、どんなことをお話ししたいですか。
4.火曜日:従う力
人は「神様の言うことを聞きます」と約束しても、自分の力だけでは守れません。でも大丈夫です。神様は、私たちが教えを守れるように力をくれます。石のようにかたい心を、やわらかい心に取りかえてくれるからです。弱い私たちが神様に頼るとき、神様が強くしてくださいます。
5.水曜日:ご自分の民の中に
神様は、「わたしがあなたたちと一緒に住むための、特別なテントを作りなさい」と言いました。このテントは「聖所」と呼ばれます。聖所は、神様がいつもみんなのそばにいることのしるしでした。また、聖所は天にある神様のおうちの模型で、イエス様が私たちを救う計画を教えてくれる場所でもありました。
6.木曜日:神の霊に満たされて
神様は、聖所を美しく作るために、ベツァルエルという人に聖霊の力をあたえました。その力によって、彼はすばらしい物を作るための特別な技術や知恵をもらいました。また神様は、安息日を大切にするように言いました。安息日は、神様が私たちをきよい民としてくれることのしるしなのです。神様から特別な才能をもらえたら、あなたは何に使いたいですか。
7.金曜日:さらなる研究
聖所は、人々が自分の罪を告白したときに、それがゆるされる場所でした。そこでは、イエス様がどのように私たちを救ってくれるかが、色々な儀式を通して示されていました。聖所の一番大切な箱の中には、神様の律法が入っていました。箱の上には「贖いの座(あわれみのふた)」があり、罪を悲しむ人への神様のゆるしを表していました。
【考えてみよう】
1. あなたは、自分の力ではできないけれど、神様に頼んだらできた、という経験がありますか。
2. 神様が、いつもあなたと一緒にいたいと願っていることを知って、どんな気持ちになりますか。