2020年第2期「聖書をいかに解釈するか―神の言葉の理解の仕方」
第13課 神の言葉によって生きる 佐藤由歩
- 今週のポイント
- 私たちはこれまで、聖書解釈とその理解の仕方について学んできました。しかし、いくら聖書を学んでも、その学びに従って歩まなければ本当の意味を持ちません。私たちに求められているのは、読んだり、聞いたりすることだけでなく、知ったことを実行することです。
今週、私たちは神様の言葉によって生きるとはどう言うことかを学びます。 - 日曜日:聖書研究の目的は、有限である私たちが無限で偉大なる神様の言葉を自由に使いこなせるようになるためではありません。それは、全てを創造された神様の言葉に私たちの生き方や考えを服従させるために、真の教師である聖霊を求めて祈りつつ行わなければなりません。
- 月曜日:私たちにとって、何事もイエス様以外に手本となる人はいません。荒野でサタンから誘惑に遭われた際、イエス様は「(聖書に)書いてある」と、神様の言葉を熟知しておられることを示されました。これは、イエス様が日々の聖書の学びを土台としていたからであり、私たちも神様の言葉に精通することによってのみ、誘惑に勝つことができます。
- 火曜日:イエス様は旧約聖書を廃止したり、その権威を軽んじたりなさいませんでした。イエス様は、神様の本来の意図を私たちに示すことによって、旧約聖書の言葉の意味を強められたのです。
私たちには聖書にイエス様が大きな権威を与えておられたというお手本があります。ですから、イエス様の言葉と聖書を別々に捉えるのではなく、イエス様が聖書の著者であることを心に留めなければなりません。 - 水曜日:神様の言葉によって生きるためには、イエス様がされたように毎日祈り、聖書を読むための静かな時間を個人的に作ることが必要です。しかし、私たちの生活は多忙で、緊張とストレスにあふれています。それは、私たちが神様を知らないからではなく、時間がないからでもありません。神様と過ごす時間を選んでいないからです。一日のどこかで、神様との時間を作りましょう。できれば朝、一日の始めに神様と時間を持つと、一日の残りの時間全体が祝福されます。
- 木曜日:私たちはなぜ暗唱聖句を行う必要があるのでしょうか。聖句を暗唱することで、聖書が手に入らない時でさえ、イエス様のように聖句を引用することができます。その結果、誘惑や逆境に直面した時の力となり、また私たちの思考や決定に影響を及ぼし、価値観や行動をも左右します。さらに、聖書の言葉を歌に載せて暗唱するのも大きな効果をもたらします。歌うことで思考に固定され、小さな子供でも取り組むことができます。
- ディスカッションのためのテーマ
- あなたがこれまでに神様と過ごした時間を通して得た祝福を分かち合いましょう。
- あなたが暗唱している聖句の中で印象に残っている聖句はありますか?
それは試練や逆境の時、どのようにあなたの助け、また力となりましたか? - あなたにとって「神の言葉によって生きる」とは、どういうことですか?