安息日学校部

第1課 青年用:佐藤由歩

2021年第1期「イザヤ―わが民を慰めよ」

PDFダウンロード

第1課  アイデンティティーの危機 佐藤由歩

  • 今週のポイント
    1. 安息日の午後 イザヤは、ユダヤ国民のアイデンティティーを守り、回復するために神様より遣わされた預言者でした。今週、私たちはそんな彼らをご自分のもとに連れ戻される神様の働きについて学びます。
    2. 日曜日 イザヤは自国の民であるユダヤ人の状態と運命、つまり自分たちが誰のものであるかを忘れ、背信の一途を辿っていることへの危機を、神様の言葉として鋭く指摘しています。イザヤにみ言葉を告げる神様は、全知全能なる唯一の、そして全ての保証であられる神様です。
    3. 月曜日 神様に対する彼らの大きな問題は、礼拝にありました。かつて、神様が彼らの先祖と結ばれた契約に沿って執り行わなければならない礼拝の本質は失われていたのです。私たちも過った動機で神様に捧げ物をする時、それは無効と見なされるばかりでなく、罪となります。
    4. 火曜日 しかしそんな彼らに対して神様は、警告と同時に救済の措置を持っておられます。もし私たちが神様を求め、赦しを信じ、その力によって悔い改めるなら、「おまえたちの罪が緋のようでも、雪のように白くなることができる」(イザ1:18)と神様は約束なさいます。
    5. 水曜日 「見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である」(2コリ6:2)。愛を持って万物を支配なさる神様は、生きるか・死ぬかという二択を、天地創造の当初より人々に示してこられました。それだけでなく、私たちには双方の行方がはっきり見えているのです。
    6. 木曜日 「ぶどう畑の歌」がイスラエルの民に与えられた目的は、彼らが自らを客観的に眺めることによって、彼らの真の状態を知るためでした。私たちが罪を犯しても、神様は私たちをそのままにしてはおかれません。神様は忍耐強く、神様の赦しを受け入れるチャンスを下さいます。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. あなたは今日、クリスチャンとしてのアイデンティティーをどう捉え、他者に示していますか?
    2. イザヤ書5章1節から7節をもう一度読んで下さい。残りの民と称されるセブンスデー・アドベンチスト信者である私たちを客観的に見ることで、何を学ぶことができるでしょうか。また今、私たちはどういう状態ですか?