安息日学校部

第1課 青年用:佐藤由歩

2020年第4期「教育―天国に備える教育」

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第1課 エデンの園における教育 佐藤由歩

 

  • 今週のポイント

あらゆる真の知識の源である神様は、その完璧な摂理を持ってエデンの園を創立なさいました。それは後世に至るまで、人類に真の教育制度を示すためでした。今週は、エデンの園に見られたキリスト教教育とは何か、また罪によって堕落した私たちが神様に近づくために実践できる教訓について学びます。

  1. 日曜日 アダムとエバを創造し、園に置かれた神様のご意志とは、アダムに園の世話をさせるため(創2:15)であり、エバは彼の働きを助ける(同2:18)ためでした。いわば人類最初の労働でしたが、そこは罪のない世界ゆえ、現代のような疲労感はなく、時間と共に幸福感に満たされていったことでしょう。
  2. 月曜日 生徒を守るために学則があるように、エデンの園にも一つの規則がありました。それは禁断の木から取って食べてはならない(創2:17)ということでした。しかし、彼らは自由意志を持ってその実を食べてしまいます。問題は、エバが神様から学んだことを真剣に受け止めなかったということでした。
  3. 火曜日 エデンの園での教育の素晴らしいところは、いつでも創造主なる神様と面会し、相談することができたということです。それにも関わらず、エバは神様に相談しなかったばかりか、神様の言葉に疑いさえ持っていました。どんな些細なことであっても、何度でも、私たちは神様に相談することができるのです。
  4. 水曜日 「廊下に立ってなさい!」と先生に言われたことはあるでしょうか?規則を破った2人は、エデンの園という温かい教室から追放されてしまいました。しかし、愛なる神様はすぐに救いと回復という救済計画を立てられました。この希望を生徒に指し示すことが、キリスト教教育の目的の一つです。そのために祈り、奉仕し、そしてみ言葉を研究することが私たちには与えられているのです。
  5. 木曜日 エデンの園に学ぶキリスト教教育とは、指導者たちを理解し、彼らに従う正しい方法を学ぶということも含まれています。また試練から救い出してくださる神様の存在や、蛇のように誤った教えに正しく対処できるよう、祈りとみ言葉の学びを続けること。そして喜んで他者に仕え、奉仕することが、エデンの園という教室が今日の私たちに残した尊い教訓なのです。それは神様との関係の回復にも繋がります。
  • ディスカッションのためのテーマ
    1. アダムが直面したように、もし自分の愛する人が罪を犯した時、あなたはどうしますか?
    2. 神様は美しいもので、アダムとエバを取り囲みたいと常に心がけておられました。あなた自身が心がけているキリスト教教育とは何かを、聖句があれば引用して考えてみましょう。