安息日学校部

第1課 聴覚しょうがい者用 柳 鍾鉉

2022年第1期「主のために管理する-主がおいでになるその日まで

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第1課  イエスは勝利し、サタンは敗北する 柳 鍾鉉

 

1.安息日午後

今週私たちが学ぶのは、黙示録12章です。この学びは三天使のメッセージを理解するために良い備えとなります。

 

2.日曜日:天での戦い

黙示録12:7〜9を読んでください。

聖書は天でキリストとサタン(ルシファー)の間に戦いがあったと記録しています。どのようにして、このようなことが天で起こったのでしょうか。

神に造られた被造物である天使が神に反逆し戦いを挑むことができたのは、神が許された自由意志と関係があります。神が天使に自由意志を与えたのは、すなわち、神が愛である証拠です。しかし、サタンは自由意志を悪用して神に反逆しました。

私たちにも天使と同じく自由意志が与えられていますが、それを用いてキリストの側、つまり勝利の側につくことを選ぶことは重要な事です。

 

3.月曜日:サタンの攻撃

黙示録12:4〜6を読んでください。

キリストに敵対したサタン(ルシファー)は、3分の1の仲間の天使らと共に地に投げ落とされました。サタンはアダムとエバが平和に暮らしているこの地を、彼らから奪い、自分たちの王国とし、支配しました。

そしてサタンは、(サタンに奪われた全てを取り戻すために赤ん坊として生まれた)キリストを殺すために、ヘロデ王を用いて2歳児以下の男子を虐殺しました。そしてキリストに対する怒りは再び十字架で表されました。

しかし、キリストはご自分の死を持ってサタンとの戦いに勝利しました。

 

4.火曜日:イエスの勝利を受け入れる

黙示録12:10を読んでください。

あなたを告発する者が「投げ落とされた」という事実は、あなたにどのような意味をもたらしますか?

聖書はキリストがサタン(ルシファー)との戦いで一度も負けたことがないと記述しています。イエスは勝利者であり、サタンは敗北者です。

キリストの勝利が私たちの勝利となるためには、私たちが十字架のキリストを自分の救い主として信仰によって受け入れることです。そうすれば、私たちの負債は帳消しになり、私たちは神の御目に完全な者として立つことができます。

 

5.水曜日:荒れ野の女

黙示録12:6と12:14〜16を比較してください。

女は荒れ野へ逃げて1260日を過ごします。女はキリストの教会を象徴します。ではなぜ荒れ野へ逃げるのでしょうか。誰から逃げるのでしょうか。歴史を見ますと、キリスト教会は紀元538年から1798年まで1260年間ローマ教皇権によって迫害されました。その期間は中世の暗黒時代と呼ばれます。堕落した教会は、堕落した国家と共に神の忠実な民を抑圧し、迫害し、時には虐殺しました。しかし、神はキリストの教会を守られました。世の終わりの時も残りの民は神によって守られます。

 

6.木曜日:終わりの時の神の残りの子ら

黙示録12:17を読んでください。

神の残りの子ら、つまり最終時代のキリストの教会はどのような特徴がありますか?

真のキリスト教会の特徴は二つあります。一つは神の戒めを守る教会、二つ目はイエスのあかしを持っている教会です。サタン(ルシファー)はこの二つの特徴を持っている教会に対して激しく怒り、戦おうとしています。最終時代に、この残りの教会はサタンの激しい攻撃を受けますが、決してこの世と妥協することはないでしょう。またどんな迫害にも耐えてキリストが勝利されたように勝利することでしょう。なぜなら彼らはキリストの愛にとどまっているからです。

 

7.金曜日:さらなる研究

「愛の律法が神の統治の基礎であるから、すべての知的存在者の幸福は、その偉大な義の原則に彼らが完全に一致することにかかっている。神は、造られたすべてのものから愛の奉仕、すなわち、神の品性を理解することによってわきおこってくる崇敬を受けることを望まれる。神は、強制された服従をお喜びにならない。そして、神はすべての者に自由意志を与えて、彼らが、自発的に神に奉仕できるようになさった。」(『希望への光』13ページ)