2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」
第９課 喪失の時 朴 昌
- 今週のポイント
- 今週は人生における様々な喪失の時について学びます。
- アダムとエバが罪を犯してから人類は喪失を経験するようになりました。それは様々な病気と苦しみ、そして死を意味します。この問題はいくら素晴らしい健康の生活、信仰生活を送ったとしても避けられない問題です。そして、イエス・キリストの再臨の時まで続きます。私たちはこれらの問題を解決することはできませんが、キリストによる回復の約束を通して人々を慰め、勇気づけ、祈ることができます。
- 罪が入り込んでから健康の喪失だけではなく、信頼の喪失ももたらされました。そして、その信頼の喪失の中で最も大きい喪失になるのは、伴侶、家族における信頼の喪失だと思います。その信頼の喪失の回復のためには、沢山の時間と忍耐、そして努力が必要になります。私たちはそのことを経験しないようにいつも互いに愛し合う必要があります。もし、信頼を喪失したならば、お互いに赦し合うことができますように神様に祈ることが大切であります。
- 多くの家庭の中で信頼を喪失する最も大きな原因は、家庭内の暴力だと思います。暴力はどんな理由であれ、正当化することができません。それは専門的な癒しと霊的な癒しが必要です。そして、その暴力は肉体的なことのみならず、言葉を通しても行うことができます。私たちはその暴力をふるまうことがないように、常に主に祈り求めたいと思います。
- 繰り返す罪の習慣は、アディクション（中毒、依存症）になりがちです。そして、それは自由を奪い、その罪の奴隷にします。そのアディクションから抜け出す唯一の方法は神様のみです（詩編51:11, 12）。
- 人類が喪失を経験する上で最も大きな喪失は命の喪失です。その喪失の悲しみは言葉に表せないほどです。人類はその悲しい喪失も忘れるために様々なことを行いますが、いくら時間が経っても完全に忘れることはできません。しかし、聖書にはその喪失の悲しみに対する希望が書かれています。それはキリストによる復活です。その希望のゆえに私たちは慰められます。
- ディスカッションのためのテーマ
- 人生の様々な喪失を経験するときに、信仰は私たちにどのように役に立つでしょうか。
- 喪失を経験する人に、私たちはどのように接し、慰めることができるでしょうか。