2022年第2期「創世記」
第9課 押しのける者ヤコブ 村上 亮
- 今週のポイント
1.日曜日 ヤコブとエサウ
兄のエサウは荒々しい狩人でしたが、弟のヤコブは穏やかな人でした。長子の特権を受けたのは弟のヤコブでしたが、すでに出産の前に示されていました。創世記25:23参照
2.月曜日 ヤコブのはしご
バベルの塔は人間の努力で神に近づくことでした。一方ヤコブの梯子は神が人間に近づくことを示しています。
3.火曜日 欺く者が欺かれる
ヤコブはラケルと結婚するはずでしたが姉のレアと結ばれてしまいました。これはラバンの策略でした。以前のヤコブは長子の特権をめぐって父と兄を騙しました。彼は自分で蒔いたものを刈り取り始めたのです。それによってヤコブは、欺きが悪いことだと知りました。
4.水曜日 家族の祝福
ヤコブとその妻たちを見るときに、一夫多妻の欠陥を見ることができます。しかし、生まれてくる子供たちは神様の祝福であり恵みでありました。愛憎劇が繰り広げられたヤコブの家族でしたが、神の祝福を受け、神の目的のために用いられました。
5.木曜日 ヤコブ、ハランを去る
ヤコブの忠誠は信仰の訓練の結果であった。14年にわたる奉公は終わりを迎え、神様はヤコブに誓った約束を果たされる時が来ました。「わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう。」創世記28:15
- 用語解説
- 長子の特権:長男が種族の代表となる様々な特権
- 什一:収入と財産の十分の一を造り主にお返しすること
- ディスカッションのためのテーマ
- ヤコブの信仰の成長はどんなところに見えますか。
- ヤコブの物語からどんな示唆が与えられましたか。