安息日学校部

第9課 聴覚しょうがい者用:

2021年第3期「キリストにある休み」 

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第9課  休むリズム  

安息日午後

新しい土地に引っ越す時、私はワクワクします。家具の配置を考えたり、近所を散歩したり。やりたいことがたくさんあると、動き回りたくなるのです。それなのに、できたての地球に生まれたばかりの人間に、神様は立ち止まるように命じられました。

何かに取り組む前に、神と家族と時間を過ごす大切さを教えられました。人間が「生まれた意味と喜び」に気付くのは、神様と良い時間を過ごした時なのです。

 

2.日曜日:休みへの前奏曲

どんなに美味しい料理も、食べてくれる人がいなければ、その価値を発揮することはできません。神様が6日間を振り返って「それは極めて良かった」と言われた時、神様はきっと、人と共に過ごす安息日のワクワクを想像していたのだと思います。

天地創造の6日間は、それぞれが素晴らしい日であったと思います。しかし、それはすべて7日目の安息日に向けた準備でしかなかったのです。

 

3.月曜日:休みなさいとの命令

天地創造が完成したのは、7日目です。神と人の愛し合う関係が7日目に実現した時、神様の働きははじめて完成したのです。

私たちも、何かをすることで、生まれた目的を達成することはできません。「休みなさい」という神様の命令を聞きましょう。神と人との愛し合う安らぎの関係は、私たちに生まれた意味と喜びを教えてくれるはずです。

 

4.火曜日:新たな状況

イスラエルの民は、荒野の生活でマナを食べていました。マナは金曜日には2倍与えられ、土曜日には腐りませんでした。この奇跡は40年間毎週続き、この経験によって、イスラエルの民は、安息日に神様を信頼することを学んだのです。

神様を信頼することを学んだ人の人生は、次のステップに進みます。安息日は、人間が神様を信頼する機会になります。安息日を通して、私たちの人生も、次のステップに進むのです。

 

5.水曜日:もう一つの休む理由

申命記には、安息日を守る理由として「あなたの神、主が力ある御手と御腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない」とあります。つまり、救われたからこそ、安息日が大切だと教えているのです。

作った人は、直すこともできます。私たちを創造した神は、私たちを再創造し、救うことができるのです。

 

6.木曜日:安息日を守ること

ワクワクする日が近づいてくると、それだけで毎日が輝きます。期待と目標を持って生きる時、人間は輝きます。

安息日を守るとは、神様との出会いに期待し、キリストを目指して生きることを意味します。大切なのは、「安息日に何をしないか」ではなく、「安息日までに何をするか」なのです。神様に期待し、キリストを目指して歩みましょう!

 

7.金曜日:さらなる研究

誕生日にたくさんの人からお祝いのメッセージやプレゼントをもらうと、たくさんの人が自分を気にかけてくれていたことに驚き、嬉しくなります。誕生日は、自分の価値に気が付くきっかけになるのです。

安息日に、私たちは神様の愛に驚くことができます。自分の価値を知り、生まれた意味を見つけることができます。その時に、私たちは心から休みを知るのです。