安息日学校部

第8課 青年用:金城博明

2021年第3期「キリストにある休み」

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第8課  休む自由  金城 博明

 

  • 今週のポイント

日曜日・・・私たちは病気になった時、自分を責めます。病気になった理由を考えます。しかし、アダムとエバの罪の結果のゆえに、私たちはどんなに健康に気を付けても病気になることがあります。仮に私たちがどんな病気、障害、遺伝的性質を持っていたとしても、イエス様は私たちに休みを与えて下さいます。

月曜日・・・マルコ2章の中風の男性は、自分の不摂生や罪の生活の結果で病気になったことを悟ります。男性は病の癒しを求めるのではなく、死ぬ前に自分の罪を解決してもらいたいと願いイエス様の所に行きました。イエス様はまず彼の罪を赦され、次に病を癒されました。私たちも第一に求める癒しは、罪の重荷からの解放です。これは求める人には誰にでも与えられるものです。そして、その後に病の癒しを求める事です。残念ながら、病の癒しは地上で癒される人もいれば、復活の命で与えられる人もいます。

火曜日・・・うつ病の正しい聖書的理解を学びます。うつ病は信仰が足りないしるしではありません。神様の御心を行ったがゆえに敵から攻撃を受け、うつ病を発症した人がエリヤです。ダビデもうつ病になり、その時の気持ちを聖書に残しています。忠実なクリスチャンでさえ、うつ病になることを覚えましょう。

水曜日・・・神様はうつ病をどのように癒されたでしょうか。神様はエリヤを非難しませんでした。愛と憐みの心を持っていつまでも待っておられます。私たちが困難な状況化で走るのを諦め、主の側に助けを求める時から、主の癒しがスタートします。

木曜日・・・水曜日の続きです。主の癒しは、ゆっくりとしたペースで私たちが否定的な思考パターン、心身を破壊する習慣を捨てるように導かれます。そして、エリヤに語りかけたように「静かにささやく声」で私たちを慰めて下さいます。エリヤは神様に「私の命を取って下さい」と祈りましたが、神様の用意された癒しは、エリヤに後継者を与える事、そして天に上るための火の戦車を用意される事でした。

 

  • 用語解説
    1. 中風・・・身体の一部が麻痺すること。旧約聖書では見られず、新約聖書ではいずれも長期間床についたままの病人として記されている。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. 60ページの最後の段落を読みましょう。私たちは過度なストレス下にある時、どうしたら物に依存するのではなく真の癒し主の所に戻れるでしょうか?
    2. 私たちがエリヤのように「静かにささやく神の声」に耳を傾けるにはどうしたら良いでしょうか?