2020年第2期「聖書をいかに解釈するか―神の言葉の理解の仕方」
第6課 解釈はなぜ必要なのか 青木泰樹
- 今週のポイント
- 安息日:自分の考えに説得力を持たせたり、納得をするために、自分にとって都合の良い聖書の言葉を探そうとする人たちがいますが、そのような聖書の言葉の使い方はとても危険です。それは神様のメッセージを探っているのではなく、利用しているということを意味しているからです。
- 日曜日:すべての人には先入観や思い込みがあり、聖書を解釈するときにもその影響を受けています。そのような偏見にとらわれずに聖書を解釈するためには、聖霊の導きを祈り求める必要があります。
- 月曜日:たとえ日本語に翻訳された聖書の言葉を理解できたとしても、その意味を正しくとらえるためには、正しい解釈に基づいた説明が必要です。そうすることによって、今の自分に何を語りかけているメッセージなのかをとらえることができます。
- 火曜日:聖書は中近東の文化の影響を受けていますが、人間が罪深いこと、そのために多くの人が悲しみと苦しみの中にいること、自分ではどうすることもできないということは、文化を越えて全人類に共通しています。
- 水曜日:罪がもたらしている高慢、自己欺瞞、疑いは、聖書の言葉を正しく解釈するための妨げとなってしまいます。
- 木曜日:教会が、聖書が教えている救いとその方法を正しく解釈し、共通した理解を持っていなければ、人々を混乱させたり、滅びへと導くメッセージを語ってしまうことになってしまいます。
- 用語解説
- 宣託(39ページ):神の意志を告げられたもの。お告げ。
- 代数(42ページ):特定の数字の代わりに使われる文字や記号。数学で使われる。
- 自己欺瞞(43ページ):自分でも過ちに気づいていながら、気づかないふりをして自分を騙し、正当化する態度のこと。
- ディスカッションのためのテーマ
- 学校で進化論が科学的な事実として教えられている日本において、そのような常識を覆して聖書が教えている神の創造のわざを伝えるには、どうすればいいでしょうか。
- 罪の影響によって高慢、自己欺瞞、疑いにとらわれてしまっているわたしたちが、聖書の言葉を正しく解釈するにはどうすればいいでしょうか?