安息日学校部

第5課 青年用:東清志

2020年第4期「教育―天国に備える教育」

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第5課  偉大な教師としてのイエス 東清志

 

  • 今週のポイント
    1. 日曜日:イエスが地上に来られた理由の一つは、父なる神を人類に見えるかたちで示すことでした。私たちが父なる神をよく知るためには、イエスの言葉や行動から学ぶ必要があります。
    2. 月曜日:イエスの時代、聖書教師たちは律法を曲解して教え、神をただただ厳しい方として語っていました。イエスは父なる神のご品性を正しく示すために、この世に来てくださいました。
    3. 火曜日:フィリピ2:1~11には、キリストがこの地上での生涯を通して、いかに謙遜であったかが記されています。イエスは私たちに、ご自身を模範として生きるようにと願っています。
    4. 水曜日:イエスの犠牲によって、神と人との和解の道が完成しました。神は、私たちが神と和解するだけでなく、あなたの隣人が神と和解するために献身するように招いておられます。
    5. 木曜日:イエス誕生の時、ヨセフとマリア、そして羊飼いたちがその場に居合わせることができました。彼らは、貧しい姿となられた独り子である神を、救い主として礼拝しました。私たちは、聖書に証しされているイエスを、どのような存在として理解するでしょうか。

 

  • 用語解説
    1. 啓示(日曜日):神や真理など、通常では知り得ない知識が示されること。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. イエスの時代の人々は、どのように父なる神のことを誤解していましたか。それに対して、イエスはどのように父なる神のご品性を示しましたか。具体的な事例をできるだけ多く挙げましょう。
    2. 私たちは隣人に対して、どのように神との和解を促すことができると思いますか。あなたの身近な人を思い浮かべて、今あなたにできることを具体的に考え、分かち合いましょう。

 

  • 補足・コメント

火曜日の問6の真下の段落には、フィリピにいた人々が論争好きであったと記されています。そのフィリピの人々に対して、パウロがイエスの謙遜と従順の姿を具体的に書き記したのはなぜでしょうか。おそらく、パウロはフィリピの人々に対して、ただ頭の中で、「イエスを模範にする生き方とは」と考えたり話し合ったりするのに留まるのではなく、生き方の中に表すようにと願ったからではないかと考えられます。私たち個人が日常生活の中で、どのようにキリストに倣って生きていくことができるかを具体的に挙げて、それを実現することができるよう、互いのために祈りましょう。