2021年第3期「キリストにある休み」
第5課 「わたしのもとに来なさい……」 東 清志
- 今週のポイント
- 日曜日:今週の暗証聖句を読みましょう。この御言葉は、イエスが語ったとても有名な言葉です。イエスは、人間には一人で担いきれない問題があることを示しつつ、ご自身のもとに来て平安を得るようにと強く促しています。
- 月曜日:私たちは、日常生活を送るうえで、様々なものの「奴隷状態」になることがあります。イエスは、ご自身と軛(くびき)を共にすることによって、奴隷状態から解放され、本当の平安が得られると教えています。
- 火曜日:イエスは、ご自身を「柔和で謙遜な者」と語っています。その品性は、全人類の罪の支払う報酬をお受けになったことからも明らかです。この柔和で謙遜な救い主の存在自体が、私たちの模範であり、平安の源です。
- 水曜日:イエスと共に歩く人生は、必ずしも平たんではないかもしれません。しかし、それは必ず、私たちの幸せにつながる正しい道です。
- 木曜日:聖書は私たちに、神に重荷を担っていただくことを勧めると同時に、隣人の重荷を共に担うようにとも勧めています。教会の中で互いの重荷を担い合うことは、教会に柔和と思いやりを生み出します。
- 用語解説
- ソドム(日曜日):創世記において、罪と不道徳のために神によって滅ぼされた町。
- 軛(月曜日):牛や馬などの家畜を車両に繋ぐ際に用いる器具。多くの場合、2頭家畜を繋ぎました。イエスは、ご自身と軛を共にするようにと招いておられます。
- ディスカッションのためのテーマ
- イエスが与える平安と、この世が与える「平安」には、どのような違いがありますか。あなたの経験を分かち合いましょう。
- あなたがキリストの軛を負うことを妨げているのは、具体的にどのようなものでしょうか。あなたが普段、何を頼りに生活をしているかを振り返りましょう。
- あなたの教会では、その地域や近隣の人々が抱えている課題や重荷を、どのように共に担うことができると思いますか。自由に話し合いましょう。