安息日学校部

第5課 青年用:平賀 和弘

2019年第3期「この最も小さい者ー助けを必要としている人たちへの奉仕」

PDFダウンロード

第5課 預言者の叫び 平賀 和弘

  • 今週のポイント
  1. 安息日午後:旧約聖書に登場する預言者たちが警告した罪や悪の中で最も大きなものの一つは、貧しい人、乏しい人、無力な人たちを虐げることだったことを学びます。
  2. 日曜日:神はこの世界の不公正や苦しみに涙しておられ、周りの人たちの悲しみを和らげるため、神と共に働くよう私たちに呼びかけておられることを学びます。
  3. 月曜日:アモスは、偶像礼拝や不正行為をやめて神様に立ち帰るべきなのは、周辺諸国でも南ユダ王国でもなく、あなたたち自身であると北イスラエル王国に預言したことを学びます。
  4. 火曜日:ミカは、神の民の悪行に対する神の怒りや悲しみとともに近づきつつある神の裁きと、救い主が現れ、彼らが神と共に正義を行うようになることを預言したことを学びます。
  5. 水曜日:エゼキエルは、神に従わなかったためにバビロンに捕虜として連れて来られた人々に、神の恵みによって自分たちの土地へ戻ることができるという希望を預言したことを学びます。
  6. 木曜日:イザヤの多くの預言は、メシア到来の宣言であり、メシアとは、地上における神の統治を再構築し、正義、憐れみ、いやし、回復をもたらしてくださるお方であることを学びます。
  7. 金曜日:重荷を負い、圧迫されている人々に対して、憐れみと思いやりに満ちた行為を行い、キリスト者的親切を示す機会を失ってはならないことを学びます。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
  1. 不正を正すために、厳しい口調で言わなければならないときがありますか。そのようなとき、口調が適切であるかを、どうやって見極めたらよいでしょうか?(月曜日)
  2. あなたはどのように「正義を行い、慈しみを愛し/へりくだって神と共に歩むこと」(ミカ6:8)というみ言葉を実行しますか?(火曜日)

 

  • 補足・コメント
  1. 預言者:預言者と聞くと、多くの人は、未来を予測する人と理解するのかもしれません。しかし、聖書に登場する預言者とは、神のことばを預かり、それを人に伝える人のことを言います。そのメッセージの中には、未来を予告すること(救い主の誕生など)がありますが、それ以外にも罪の指摘や警告も含まれます。預言には様々な内容がありますが、基本的には、“励ましの言葉”と言ってもいいかもしれません。預言者は、試練の中にいる人や落胆している人へ、み言葉を伝えて励まします。また、罪を犯している人に警告を語りながらも神に立ち帰って幸せになって欲しいと励ましている。切なる願いを持って叫んでいるのです。