2019年第1期「ヨハネの黙示録ーイエス・キリストの働きを知る」
第4課 小羊はふさわしい方 平本 光
- 今週のポイント
- 先週までは地上の7つの教会について学びましたが、今週は天の御座において起こることに焦点が移っています。私たちの未来にどのようなことが起こるのかを学びます
- 天の国ではすべてを創造され、罪から解放してくださった神が礼拝されていることを教えています。サタンは神が礼拝されることを快く思っていないので、神が礼拝されるべきものであるか人々に疑問を持たせようとします。この世界を創造するだけでなく、私たちがどのような罪を持っていても肩代わりしてまったく罪のない者としてくださる方を礼拝することが大切です。
- 天にある御座の中心には神がおられますが、その周りには天使だけでなく、24人の長老や4つの生き物がいることが記されています。24人の長老とはキリストによって罪から解放された人々を表しています。この24という数字は旧約聖書の時代の12部族と新約聖書の12弟子を指し、教会全体、神を信じる民を表しています。また、地上で聖所の奉仕を交代で行っていた24組の祭司の長を表しています。24人の長老の活動は、絶えず神を礼拝し、ほめたたえることです。4つの生き物の外見は獅子、雄牛、人、鷲で、神の創造されたものを示す威厳のある姿を示しており、共通して翼をもち、全身に目があります。翼は、神様の使命を素早く知らすため、全身にある目は知性と識別力を持っていることを表します。4つの生き物は神を礼拝し、讃美をする際に先導する役目を持っています。24人の長老や4つの生き物、そしてその周りを囲む天使やすべての造られたものはサタンの敗北とキリストの勝利を祝い、誰が礼拝されるべきお方であるかを示すために集まることを教えています。
- 天における礼拝の場面で中心におられるキリストの手にある巻物に注目が行きます。この巻物は「7つの封印」で閉じられています。これは改ざん防止のためで、開く権限のある人しか開けないことを表しています。この巻物を天の御座の中心にいる人が持っているということはイエス・キリストにしか開くことができないことを教えています。
- キリストは天の御座において巻物を開く資格を持つお方ですが、それは、キリストが巻物を開くだけでなく、巻物に記されている救いの計画を、最後まで実行される方であることを表しています。巻物には救い主がこの地球も宇宙さえも治められることが記されています。神はいつまでも地上の神の民と一緒におられ、彼らを神の用意された家に迎えてくださる再臨のときまで、支えとなり守り通してくださることを教えています。
- 五旬祭(ペンテコステ)の際に天の御座にキリストが座られました。その代わり地上で聖霊が働きを始まられました。「全世界に遣わされた」7つの霊と言いう表現は、その活動が全く欠点のないものであることを示しています。
- ディスカッションのためのテーマ
- 天におけるキリストの働きは、罪の問題を解決してくれるものですが、あなたをキリストから離れさせるものがなくなったとするならば、どのようにキリストを礼拝したいと思いますか。